大草直子さんがいま注目するのは「ジレみたいなシャツ×スカート」!

今月の『スタイリスト・大草直子さんの一押しアイテム』をご紹介します!

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AKIRANAKAのシャツとスカート

今、スタイリスト人気がダントツ高いブランド、と言えば「AKIRANAKA」。女性の体を美しく見せてくれる構築的なシルエット、上質な素材、程よくモード感が薫るデザインは、着る人をドラマティックに見せてくれるから。かくいう私もワンピース、靴、セットアップを所有していて、日本人の体型にフィットしてくれて、かつ着心地も良いので、ちょっと特別なおしゃれをしたい日につい手に取ってしまいます。

このブランドの服ならではの、おしゃれをすることの高揚感と心地よい緊張感は、デザイナー「AKIRANAKA」が、さまざまなデザイナーを輩出した、ベルギーのアントワープ王立芸術アカデミーでしっかりと学んだことの証明だなあ、と思います。

いつも、この連載の撮影の前に、担当編集と編集長に候補を見ていただくのですが、今回の「甘ニッシュ」を表現するのに、絶対! と真剣プレゼン。選んだのは直線が目立つシャツと、揺れる素材のスカート。近くで見ると、きっぱりと凛々しく格好いい。動くさまを全身で見ると、スカートがセンシュアルで女性らしい。このコントラストが素敵です。

インナーは、薄手、かつ少し透ける素材を合わせるのがオススメ。甘さとマニッシュさ、私たちが持つ、いくつもの表情を表現しました。毎シーズン、何かしら手にいれている「AKIRANAKA」。今シーズンは、この組合わせを買おうかな。

レイヤードで甘さとマニッシュさを表現して

実はこのジレ、シャツなんです。「ジレとしてスタイリングした」シャツが正解。1枚で着るも良し、肌の分量を計算してアンダーに着るも良し、いろいろ楽しめます。スカートのギャザーパネルも本当に可愛い。

シャツ¥58,300スカート¥59,400(ともにアキラナカ/ハルミ ショールーム)カットソー¥12,100(ファイブ アウェアネス/カレンソロジー二子玉川)</small 

大草直子・スタイリスト、エディター。1972年東京都生まれ。「ヴァンテーヌ」(現在休刊)の編集者を務め、その後フリーランスに。18歳の息子が高校を卒業。2人成人し、あと残るは(笑)13歳のJC。子供たちが巣立った後の生活を、そろそろ考え始めています。って、まだ5年ありますね。

撮影/佐藤 彩 スタイリスト・取材/大草直子 ※情報は2024年5月号掲載時のものです。

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