知花くららさん「母になったら“タビブーツ”が手放せなくなった」

まだおうち起点の生活が続く今ですが、ちょっとそこまでのお出かけだって、ルン♪ってなれる、〝靴のオシャレ〟をしてみませんか? 今回、オシャレ有名人の靴選びの新基準を拝見! 今の気持ちを大事にした、地に足ついた選びをヒントにしたらこの秋の本命シューズが賢く見つけられそう。今回は、VERY初登場の知花くららさんにお話を伺いました。

 

モデル・タレント

知花くららさん

知花くららさんの子育てと2020年秋コーデ

「私の中のどこかにメンズが住んでいるのか、メンズっぽいものが大好き(笑)」とくららさん。普段からジャケットを愛用しているそう。

 

▼タビブーツは普段着をモードに
アップデートしてくれる一足です

知花くららさんの子育てと2020年秋コーデ

 

ジャケットが大好き! ゆるっとワンピに合わせて、妊娠中も着ていました。メンズっぽい、エフォートレスでモードなオシャレが好きですね。グリーンのジャガー・ルクルトの時計、ピアジェのブレスレット、TASAKIのバランスを愛用しています。

 

▼私らしい「定番」を
大事に履いていきたい

 

冷えが良くなったというスタイリストさんの話を聞いて、気になっていたタビブーツを今年購入。五本指ソックスと一緒に履くのでキュッと締め付けられる感じがなくて、〝いいかも!〟と重宝しました。程よいモード感と、ベビーカーを押して散歩できる安定感あるブロックヒールも使い勝手のいい理由。コロナ禍の今、ウイルスが気になるので両手を使わなくてもすっと脱ぎ履きしやすい点も助かります。

もともと靴が大好き! 靴フェチなので、独身時代はものすごい数の靴を持っていました。沖縄にいるときは自分に合うサイズがなくて、大人になって東京に来たら「私のサイズがある!」といろんな靴を履くのがとにかく嬉しくて楽しくて。今までたくさん履いてきたから、好きな靴を履くだけでルン♪ってなる気持ち、すごくわかります。それこそ20代は見た目が可愛い靴にときめいて、痛くても無理して履いたりもしていました。

 

でも、30代半ばくらいから頑張りすぎないオシャレが心地よく、靴もモノも少なければ少ない方がいいという考え方に。便利そうだから、ではなく絶対欲しいものだけを厳選して買うようになりました。TODʼSのローファーなど、ずっと愛されている「定番」の良さを今改めて実感しています。いいものを大事に履きたいというマインドの変化で、自然とスタメンも決まってきました。歩きやすくてノーストレス、なのに普段のスタイルでもモードっぽさがプラスされるタビはまさに今の生活と気持ちにフィット。ベージュが本当に使えるから、色違いで黒も購入を検討しています。

最近、娘が家の中で歩き始めて、ちょうどファーストシューズを探しています。これから外も一緒に歩くようになるとガシガシ歩けて追いかけられる靴がますます必要になりそう。子育て中も今の自分に心地いいものを数足、少数精鋭で私らしいオシャレを満喫したい、シーズンごとにトレンドはあるにせよ、私の「定番」を大事に履いていきたいって思っています。

 

◉知花くららさん
沖縄県出身。上智大学文学部教育学科卒業。ʼ06年、ミスユニバース世界大会で2位に。以降、モデルや女優として活躍。10カ月の女の子の育児、仕事、さらに大学の勉強と、3足のわらじを笑顔で楽しむワーキングマザー。

 

撮影/西崎博哉〈MOUSTACHE〉 ヘア・メーク/重見幸江 取材・文/北山えいみ デザイン/Permanent Yellow Orenge 編集/城田繭子
*VERY2020年10月号「『私が今年の一足に求めるもの』からひもとく最旬ブランドカタログ」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。