【レシピ】ワインセラーローゼンタール 島田由美子さんのハルマキ100本ノック 15本目/100

八百屋さんに登場する春野菜に、心躍る時期になりました。春巻きの語源は、春の新芽を巻いて食べて、無病息災を願ったことからきているとか。食べて美味しく、体にもやさしい春巻きを毎週1本ずつ、ご紹介します。

題して「ハルマキ100本ノック」。

「こんな食材、春巻きにならないかな?」など、リクエストも受けつけております。
(herself@kobunsha.com)までお願いします。

 

まずは最初に、100本すべての共通ルールです

  • レシピは3本分の量で表記。
  • フライパンを使用。※ここで使用しているフライパンは、直径26㎝のテフロン加工のものです
  • 使う油は、大さじ4。フライパンが小さい場合は、これより少ない量に加減しましょう。

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  • 火加減は弱火から中弱火。じっくり揚げ焼きする感じです。
  • 火を入れる時、ひっくり返す時以外は、なるべく触らない。下手に触らない方が、きれいに仕上がります。
  • 巻き終わりの糊付けは不要。巻き目を下にして火を入れれば大丈夫です。

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 春巻きの皮は、モランボンの春巻きの皮を使っています。時にはゴツゴツした具を巻いたりもするので、破れにくく、かつ美味しい皮が理想。モランボンの皮は、ちょうどいい厚さで、パリッと仕上がるところが気に入っています。薄い皮を使う場合は、具材を巻く時や火を入れている時に破れないよう気を付けましょう。

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「菜の花と鯛、金柑の春巻き」

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今日、33日は雛祭り。春のお祝いらしく、菜の花で、ちょっと贅沢な春巻きを作ってみました。鯛に限らず、ヒラメやスズキなど、お好みの白身魚で作ってみてください。まずはお刺身で食べて、残りを春巻きにするのも、お祝い感あってよいと思います。金柑をわざわざ買わなくとも、ミカンの皮でも美味しくできますよ。

【材料】3本分

  • 菜の花…6
  • 鯛など白身の刺身用柵…90g
  • とろろ昆布…魚を包めるくらいの量
  • 金柑 2個またはミカンの皮…1/4
  • 春巻きの皮…3
  • サラダ油…大さじ4
  • 塩…少々

【下準備】
とろろ昆布を鯛全体にまぶし、ラップでピッチリ包み30分ほど置く。

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【作り方】

1.菜の花はざく切り、金柑は薄くスライスして種を取りみじん切りにする。

.鯛はとろろ昆布をつけたまま、9枚にそぎ切りする。

3.春巻きの皮の上に、菜の花、鯛、金柑の順に置いて巻く。

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4.フライパンにサラダ油を入れ中火で熱したら、春巻きを並べ、そのまま中火で揚げ焼きする。

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5.両面が美味しそうなキツネ色になったら、火からおろして油を良く切り、2等分に切り分け、塩を添える。

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【合わせたいお酒】

酸味のきれいな白ワイン、例えば辛口のリースリングなど。

 

 

動画でも紹介しています!島田さんによるコツなども聞けます!

【バックナンバー】
1本目:原木シイタケと生ハム、ゴルゴンゾーラの春巻き

2本目:サツマイモとゴルゴンゾーラ、ドライイチジクの春巻き

3本目:舞茸とパクチー、アーモンドの春巻き

4本目:山芋とチーズ、トマト、大葉の春巻き

5本目:タコとジャガイモの春巻き

6本目:カラスミと餅、キャベツの春巻き

7本目:干し柿と大根、生ハムの春巻き

8本目:干し柿とクルミ、ゴルゴンゾーラの春巻き

9本目:蓮根、アンチョビ、クルミの春巻き

10本目:とろとろ春菊とコリアンダーシードの春巻き

11本目:里芋と、春菊の茎、桜えびの春巻き

12本目:はんぺん、アボカド、韓国海苔の春巻き

13本目:リンゴ、カマンベール、塩昆布の春巻き

14本目:鯖のリエットとゴボウの春巻き

 

【プロフィール

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島田由美子:ドイツワインと野菜料理を楽しめる「ワインセラーローゼンタール」店主。春巻きはお店の定番メニュー。季節によって、中身が変わります。

ワインセラーローゼンタール
住所:東京都中央区銀座8-7-11 ソワレ・ド・銀座第2弥生ビル8F
☎03-3574-8758
営業時間: 18:30~23:00
休:日、祝
公式サイト

 

撮影/牧田健太郎 構成/松本朋子