内田恭子さん「ヨガウェアで過ごす時間が増えた」お気に入りの一着は?

知性のある上品なファッションと聡明なキャラクターで人気の内田恭子さん。VERY NAVYで、彼女が愛する「モノ、コト、場所」を通じてその〝審美眼と価値観〟を知るエッセイ連載。今回はdeterm;のヨガウェアのお話です。

内田恭子さんの

my LEGEND++vol. 9++

determ;
ヨガウェア

 いきなりですが、ここ一年くらいグルグルと動いています。きっかけはちょうど去年の今頃、コロナを機に、The University of MassachusettsでMBSR(マインドフルネスストレス低減法)の授業をオンラインでとり始めたこと。実はフジテレビにいた頃から心理学に興味があり、いつか学びたいと思っていてのこと。ちょっと遅くなったけれど機が熟した。その時がようやくやってきたのです!

 MBSRとは、アメリカの分子生物学博士のカバットジン氏が開発したプログラムで、ロジカルな瞑想により、ストレスによる心身の疾患や慢性疼痛や不安、うつの改善に効果があると実証されているもの。脳科学や免疫学の分野でも実証されつつあり、アメリカではアスリートや経営者たちにも取り入れられてきているプログラム。薬や専門医に行くまでもない、けれどもなんだか鬱々とした時。そういった時はだれもが経験すること。まだ日本ではあまり馴染みのないものだけれども、今の混沌とした時代、これからは自分の心を自分でケアする必要性がさらに高まってきているのではないでしょうか。

 そうはいっても何か新しいことを始めるのはとてもカロリーと勇気が必要なこと。時差の関係で日本時間の夜中に行われる授業の辛いこと。瞑想中にそのまま寝てしまい、慌てて起きたら授業はすでに終了していたことも。育児、仕事、勉強とスケジュール管理がうまくいかず、結局ひとりでバタバタしていて、で、私はなにをやっているんだろうと思うこともしょっちゅう。けれどもなんとかプログラムを修了し、今は2年間のteacher training真っ最中。月1の大きなクラスの他に週2回ほどのさまざまなグループ勉強会でヒーヒー言いながら、なんとか心優しきみなさんに引っ張っていってもらっているところです。

 そしてそれとともに本格的に学び出したヨガと瞑想。友人であり、ヨガインストラクターの桐島ノリコちゃんのもとで、志高い、とても気持ちのよいメンバーに癒しの時間をもらっています。というわけで、マインドフルネスとヨガですっかりヨガウェアで過ごす時間が増えた私。スウェットとTシャツでもいいのだけれど、ただでさえ髪の毛を振り乱して毎日を過ごしているので、せめてdeterm;のような素敵なものを着ていたいなと。自分に気合いを入れるためにも必要かな。

Profile

内田恭子さん

1976年生まれ。フジテレビのアナウンサーを経て、結婚を機にフリーランスに。現在は幅広いメディアで活躍する一方、上品かつ高感度なファッションも話題に。11歳と8歳の2児のママ。

モデル・文/内田恭子 撮影/竹内裕二〈BALLPARK〉ヘア・メーク/佐藤健行〈HAPP’S〉スタイリング補助/三上津香沙〈DBless〉構成/松井美雪

VERY NaVY6月号『[新連載] 内田恭子さんのMy LEGEND vol.9 determ;のヨガウェア』より。詳しくは2022年5/7発売VERY NaVY6月号に掲載しています。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。*すべて内田恭子さんの私物です。