職場で周りを見渡すと「あの人とあの人が付き合っているらしい」と、不倫の噂になっているカップルはいませんか？　とにかくバレやすい社内不倫なのに、どうして手を出してしまうのでしょうか？

そこで、職場不倫の経験がある人に、不倫をしたきっかけや職場不倫が始まりやすい理由について聞いてみました。

1．家族より一緒にいる時間が長い

「以前、ダブル不倫で同僚と付き合っていました。夫に比べて共通の話題も多いし、一日の大部分を一緒に過ごしているから性格も分かっていて、とにかく付き合いやすかったんですよね」（28歳女性・アミューズメント企業）

家に帰っても夫はテレビやゲームに夢中で自分のことを構ってくれない……そんな寂しさが、話し相手となってくれる同僚との社内不倫へ向かわせたのかもしれません。家族には分かってもらえない仕事の悩みを相談している中で、お互い愚痴を言い合ううちに好きになってしまうという展開は多いようです。

2．不倫カップルがたくさんいる

「前職は営業職だったこともあり、とにかく飲み会が多かったんです。二次会、三次会で『二人で飲み直さない？』と誘われることも多く、そのまま関係を持つこともしばしば。自分以外にも不倫カップルは多かったですね」（29歳女性・不動産関係）

社内不倫の多い会社と、全く噂すら起きない会社では不倫に対してのハードルの高さが違うようです。「あの人もしているから平気だろう」と環境に流されてしまう人が多いのかもしれませんね。

3．仕事している姿に惹かれる

「自分がミスした時に守ってくれたり、部下を率いるのが上手かったりする上司にはどうしても女として惹かれます。尊敬の気持ちがいつの間にか『好き』になってしまっていたんですよね。私から、相談があると誘って飲みに行って、告白したらOKされたので、私が転職するまで2年ほど付き合っていました」（30歳女性・医療関係）

女性の方から告白して始まったという不倫カップルも意外と多いのです。「仕事の出来る上司」はどうしてもカッコよく見えてしまうもの。また、真面目な男性ほど女性から告白されたら「断ったら悪い」と思ってしまうのかもしれないですね。

いかがでしたか？　不倫がバレるのはLINEから……というケースが多い中、社内不倫なら連絡手段もたくさんあるため、奥さんなどにはバレにくいかもしれません。しかし、もし社内でバレてしまった時には 降格や異動、退職を余儀なくされてしまうこともあります。軽い気持ちで「みんなやっているから」と始めた不倫が仇となり、一生後悔する結果を招く恐れもあります。社内不倫には手を出さないのが正解ですよ。

文／上岡史奈　画像／Shutterstock（Demkat、Lordn、Goran Bogicevic、Jeanette Dietl）