<イガリシノブさん×橋本マナミさん>40代の表情をパッと明るく!春の【こげ赤】メーク

目元はこげ茶、口元は焦げたような赤。パーツを引き立たせると40代のボヤけがちな顔が一気に華やぎます。イガリシノブ流40代の春メークを橋本マナミさんと共にお届けします!

スキンカラーでも濃くがつんと塗ると表情が立ってくる

目元はビターなブラウン。顔色が悪くならないよう、こげたような赤で唇を染めます。使うのは肌や眉色の延長上のスキンカラーだけ。目立つ色じゃないけど、パーツが立つよう濃いめに塗れば、本人の顔立ちが前に出てくる。その人の美しさを引き出すメークになります。

自由でユニークな発想と、緻密なバランスの計算から導いた解を、同時にテクニックとして繰り出せる、いわば天才。プロデュースするコスメブランド・フーミーも大人気。

教えてくれたのは……ヘア・メークアップアーティスト イガリシノブさん

How to Make-up

・EYE/アイホール全体にリキッドシャドウを指で塗り、ブラウンのパレットでキワが濃くなるようグラデーション。眉下にも影のラインをつけて。 ・CHEEK/頰の中央に赤のクリームシャドウで血色を。鼻横はパウダーで明度を落として沈ませ、鼻を立たせる。 ・BASE MAKE/リキッドでツヤを。 ・LIP/スティックを直塗り。

\これを使いました/

唇に溶け込みつつ存在感を放つシックな赤。こっくりと唇を彩るマットの発色と、サテンのなめらかさを両立。リップ カラー サテンマット 27 ¥6,000(トムフォード ビューティ)

左から、ソーラーグロウ ウルトラライト ブロンジングパウダー00〈アジア限定〉¥7,800(ドルチェ&ガッバーナ ビューティ)、つややかでシアーに発色。SPF17・PA++。石けんで落ちます。ナチュラグラッセ タッチオンカラーズ(カラー) EX01C ¥3,200(ネイチャーズウェイ)

\鼻横にパウダーを入れて通った鼻に/

鼻横にはパウダーをサッと入れ、質感を軽く沈ませて、鼻との凹凸を目立たせます。頰の中央にはクリームチークを。甘いピンクではく、シンプルに血色を与える赤を選んで。

濃いブラウンを赤みで和らげてコケティッシュな眉に。左から、軽やかなタッチで描ける。インテグレート アイブローペンシル NBR641 ¥700[編集部調べ](資生堂)、ダマにならずソフトにキープ。エチュードハウス カラーマイブロウ マスカラ レッドブラウン ¥650(アモーレパシフィックジャパン)、繊細に毛並みを演出。ディオール バックステージ ブロウ パレット 002 ¥4,000(パルファン・クリスチャン・ディオール)

幾重ものブラウンを丁寧に重ねて美骨格を。左から、ベージュカラーブラウンの絶妙なグラデーションをパレット。アイカラー クォード 04A ¥9,200(トム フォード ビューティ)、柔らかく肌になじみ、単色使いはもちろん、色のレイヤードも美しく決まります。カレンデュラ アイシャドウリキッド 0C02 コッパーブラウン¥3,500(SHIRO)

SHIROのアイシャドウリキッドをアイホール全体に。ⒺとⒽを混ぜて眉の下のエッジに半分かかるように1本影ラインを。Ⓕを上まぶたのキワに入れる。ⒺとⒽを混ぜて、上まぶたは二重幅をはみ出すくらい、下まぶたはキワ全体を塗る。

2020年『美ST』4月号掲載 撮影/岩谷優一(vale.)〈人物〉、大槻誠一〈静物〉 ヘア・メーク/イガリシノブ(BEAUTRIUM) モデル/橋本マナミ スタイリスト/吉村結子 取材/吉田瑞穂 編集/長谷川 智

美ST