高性能と話題の「HKマスク」を作ったら、おうち時間が自分らしくなった!

「欲しいものはお店にいけばいつでも買える」
そう思っていたのに、店頭からはトイレットペーパーをはじめとする紙類が消え、緊急事態宣言が発令され……。外出自粛を求められている中、これまであまり感じなかった「限られたものを大切にする気持ち」がムクムクと沸き上がりました。一時期の間に合わせでもなく、ウイルスや花粉対策のためだけでもない、「長く愛用できるマスク」が作りたい! そう思い立ち、さっそくトライしました。

医療用マスクに匹敵すると話題の「HKマスク」って?

数ある型紙や作り方の情報の中から「これは挑戦したい!」と感じたのが、香港の化学博士が考案したという「HKマスク」。キッチンペーパーや、ティッシュペーパーをフィルターにすることで、医療用マスクに匹敵する性能が期待できるとか。「物を大切に、マスクも良い物を作ってずっと使ってみたい」という私の願望にぴったりです。愛用グッズにしたいので、少し自分流のアイデアも入れながら、お気に入りの布で作ってみました。

★【作り方あり】HKマスクについて私が参考にしたサイト

作って感じた「HKマスクのここがすごい」2つのポイント

1 高い機能性

表地と裏地がポケット状になっていて、フィルターとなるキッチンペーパーなどを入れることができ、入れた場合どのくらい微粒子をカットできるかのデータが公開されています。布マスクはウイルスカットできないと聞いていたので、これはすごく心強い情報です。

2 意外に作りやすく、理にかなっている!


図作成/はまくま

わかりやすく、自分なりに図を作って比較してみました。縫い代を折って1センチのところを縫うHKマスク。表地と裏地は完全に縫い合わされず一部で繋がっている構造です。雑に見えてしまうのが心配でしたが、これが意外に作りやすい! ゴムの付け位置も顔に沿いやすく工夫されていて、「作りやすく、より顔にフィットして機能的に」なっていると感じました。

防御のためじゃない! 「好きだから」マスクを使う生活に

大好きなパン作りの時に、今回作ったパン柄マスクを使うと気分がウキウキ。なるべく外に出ない生活を送り、物を大切にしたい気持ちからスタートしたマスク作りで、気が付いたことがあります。悪い物事も、捉え方を変えたら素敵な出来事になるということ。外出できないと思うと辛いけれど、丁寧に掃除をしたり、煮込み料理をしたり、いつもと違うおうち時間をたっぷり楽しんでいると思うと幸せな気持ちに。

マスクも同じように、「身を守るもの・人に迷惑をかけないもの」というネガティブアイテムではなく、「日常の好きなことの中で登場する」ポジティブアイテムと捉えることができるはず。


赤チェック柄で庭仕事をすれば、ファーマー気分が盛り上がります。外では花粉やウイルスから身を守ってくれて、家ではおうち仕事の相棒に。自分の手作りだから可愛さもひとしお。高機能な布マスクを作ったことで、「今の季節だから必要」「使い捨てアイテム」ではなく、長くお付き合いできるお気に入りグッズを入手することができました。

取材・文/はまくま

参考サイト/レシピはこちら「みんなのマスク」

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