「花のある暮らし」 50代男性編集部員の場合⑤
HERS5月号「特集・私だけの、ひとり時間。」
P.58からの〈花のある暮らしを、もっと簡単に。〉
に触発された小生の花暮らしです。
今回のテーマは”路傍の花”。
「路傍の石」といえば山本有三の小説ですが、「路傍の花」というと、大川栄策さんやTOKIOの歌のタイトルにあるようですね。
恥ずかしながら知りませんでした……。
それはさておき、GW明けの5月7日、久しぶりに編集部に行ったのですが、最寄駅の出口から会社に行く途中の道の風景が、こんな感じでした。
別アングルは、こんな感じ。
コンクリートやアスファルトの壁と地面から無理やり出てくる雑草の力強さ。
そして、近寄って見ると「今こそ!」とばかりに花が咲いています。
こちらはヒナゲシ。花言葉は「いたわり」「思いやり」。
続いてこちらはノゲシ。花言葉は「軍隊」?
名前上はケシですが、ヒナゲシと違ってケシ科の植物ではありません。キク科です。
オニタビラコ。花言葉は「仲間と一緒に」。やはり軍隊みたいなことでしょうか⁉︎ ノゲシと似ているだけに花言葉も近い。
ノゲシもオニタビラコも、おそらくタンポポだと思っている人が多いでしょう。でも違うんです。
ともに世界中に生育している雑草とか。
かなり生命力が強いんですね。
同じくメジャーな雑草といえばカタバミ。花言葉は「愛国心」。
色違いのムラサキカタバミも生えていました。花言葉は「喜び」。カタバミとは全く次元の違う花言葉。「愛国心」と「喜び」は近いような遠いような……。
カタバミといえば、三つ葉のように付いたハート型の葉っぱが可愛い植物ですが、以前、”野草食い俳優”の岡本信人さんがTVでカタバミを天ぷらにして食べていました。
「食べられるんだ!」と思った小生はカタバミをおひたしにして食べてみだことがあります。酸味が利いていて、そこそこ美味しかったのを覚えています。
ただ、その後の調べでは〈カタバミは有毒〉とのこと。成分にシュウ酸が含まれているので、カルシウム不足を招きやすいらしい……。犬や猫が口にしてしまうこともあるので要注意。
食べるのはやめておきましょう。
松任谷由実さんの歌に♪「ハルジョオン・ヒメジョオン」というのがありますが、この2つを見分けるのは本当に難しい……。
蔦の葉の中から出てきたこの花は果たしてどちら?
ヒメジョオンは一年草で、ハルジョオンは多年草なのですが、そんなことは花を見ただけではわからない。
ヒメジョオンの花言葉は「生命力」。
ハルジョオンの花言葉は「魔除け」。
確かに花言葉も似てますね。
路傍の花の生命力がうらやましい時代。
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写真・文/川原田朝雄