イライラや不安…憂鬱なPMS(月経前症候群)と上手く付き合う3つの方法
毎月やってくるたびに、気持ちがブルーになりがちな生理。肌が荒れる、腰が重い、お腹が痛い、やたらとイライラする…など、悩みは尽きません。生理中はもちろんですが、生理前に訪れる「PMS(月経前症候群)」も厄介ですよね。無性にイライラしたり、悲しくなったり、過食が止まらなくなったり…。アラサーになると余計に悪化する人も多い「PMS」ですが、どう付き合っていけばいいのでしょう?
そもそも、PMSはなぜ起こるの?
PMS(月経前症候群)は、生理が始まる7~3日前になると決まってあらわれる心や体のトラブルで、生理が始まると症状がなくなるのが特徴です。その原因には諸説あり、はっきりとはわかっていませんが、2つの女性ホルモン「エストロゲン」と「プロテスゲロン」が影響しているといわれています。
生理周期の中で排卵期を過ぎると、ホルモンのアンバランスにより、情緒を安定させる神経伝達物質「セロトニン」が低下することで、PMSが起きると考えられています。「うつ」のような状態になるのはこのせいです。
PMSの症状や強さには個人差がありますが、過労などの身体的なストレスによってあらわれたり、失恋や会社内の異動など、心理的、環境的な変化によっても起こりやすくなります。
PMSの対処法①バランスの取れた食事を取る
特に、「大豆イソフラボン」を積極的に取り入れて!
無理なダイエットや偏食は、PMSを悪化させます。健康的な食事を心がけて。特に積極的に取り入れたいのが、女性ホルモンの手助けをしてくれる食材で、その代表的な成分が「大豆イソフラボン」です。
体の中で女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをするため、PMSの緩和や生理不順の改善に効果があります。豆腐や味噌、納豆、豆乳などの大豆製品を食べると◎。
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PMSの対処法②適度な運動を心がける
身体を動かして気分転換を!代謝アップにも効果的
運動不足も、PMSを重くする原因のひとつ。軽い運動は代謝を上げて血行を良くしてくれるので、PMS緩和に効果的です。鬱々とした気分を晴らす、良い気分転換にも。
また、骨盤のゆがみはホルモンバランスの乱れを招くので、骨盤周りの筋肉をストレッチでほぐし、整えてあげましょう。
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PMSの対処法③しっかりと湯船に浸かる
全身をじっくり温めて、血行促進を!
冷えやむくみは、PMSの大敵。ゆっくりと湯船に浸かって身体を温めるだけでも、だいぶ症状がやわらぎます。また、水の中では浮力が働くことで筋肉の緊張もほぐれるので、自律神経のバランスも整える効果も。
38度~40度のお湯で20分前後の入浴がおすすめです。1日頑張った身体をいたわってあげるつもりでリラックスしましょう。良質な睡眠にも繋がります。
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イライラして感情的になったり、周りに嫌な態度をとってしまって自己嫌悪に陥ったり…厄介なPMSとはなるべく上手く付き合っていきたいところ。また、治療の方法としては漢方薬やピルなどがあるので、あまりにも辛い場合は産婦人科へ相談に行くことも大切です。
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教えてくれたのは...産婦人科医 八田真理子先生
聖順会 ジュノ・ヴェスタ クリニック八田理事長・院長。女性の幸せを願い、幅広い世代の女性の体の悩みに優しく寄り添いサポートしてくれる産婦人科のスペシャリスト。
監修/八田真理子 解説イラスト/高篠裕子 取材/北山えいみ 再構成/CLASSY.ONLINE編集室
※この記事は『ハピちつ HAPPYちつLIFE』(光文社刊)を再構成したものです。
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