コロナで今後の旅行スタイルはどう変わる?【現役トラベルライターが未来予想】
世界各地でコロナウイルスの脅威が止まらない現在…。引き続き自宅自粛生活が続いていますが、ウイルスが蔓延してしまった今、今後の旅行スタイルはどう変わっていくのでしょうか?そこでトラベルライターである筆者が、これからの旅業界を未来予想!「海外旅行は行けるの?」「withコロナ時代の旅行スタイルって?」など、解説します!
国内旅行&近場旅行がしばらくトレンドに!
ご存知の通りコロナウイルスは世界各地で猛威をふるっています。日本だけの問題にあらず、むしろ日本以上に大変なアメリカやヨーロッパ諸国は事態もより深刻です。海外旅行に行けようになるには、各国のコロナ終息の兆しが見えてからになるので、短くても年内〜1年くらいは海外渡航は難しい状況が続くでしょう。
旅行に行くとすれば、国内旅行が最初に回復しそう。しかも近場を旅行するマイクロツーリズムがトレンドになりそうです。電車やバス、飛行機を使う長距離移動は、どうしても密の空間を避けられないのがネック。マイカーで行ける近場旅行であれば、人との接触を軽減させられるため、比較的安心です。これを機会に地元地域の魅力を発掘して、新しい楽しみを見つけるのもいいかもしれません!
一棟貸しスタイルの宿が流行る予感
抗ウイルス薬の候補はいくつか出てきていますが、ワクチン開発にはまだ時間がかかる見通しの今、しばらくはwithコロナを覚悟し生活していく必要が高まってきました。そうなってくると旅行で宿泊する宿も、可能な限り人との接触を避けるのがベター。そこで注目されるのが一棟貸しやおこもりステイ型の宿泊施設です。コテージや一軒家タイプの宿泊施設なら、人と接触せずに過ごすことも可能。おこもりステイで楽しめる施設であれば、移動もなく過ごせますよね。しばらくはこのような独立型の宿泊施設が流行りそう!
キャンプなどのアウトドア系の旅行スタイルも人気の兆し
密を避けるといった観点でもう1つ良さそうなのが、自然の中で過ごすキャンプやグリーンツーリズムなどのアウトドア系の旅行スタイル。近年、おひとりさまで行う「ソロキャンプ」なども流行ってきていますが、その波がさらに加速しそうな予感です。閉鎖された密封空間ではないし、自分のキャンプ道具を使えば衛生面も安心。自然のフレッシュな空気を吸いながらのキャンプすれば、何となくウイルスも近寄らなさそうな気がします。
食事はビュッフェからインルームダイニングへ
ホテル宿泊の楽しみの1つである豪華なビュッフェ。しかし今後は、大勢の方が一緒に皿を取り合うビュッフェスタイルの食事は感染リスクが高く難しそう。安心して食事を楽しめるスタイルに変えるのであれば、一番良いのはインルームダイニング。お部屋の中での食事なら、他の人との接触も気にならず、ご当地の美味しい料理を思う存分楽しめます。今後需要が上がってくるサービスの1つになるでしょう。
パワースポット巡りブームが到来間近!?
コロナの影響で暗い雰囲気が漂っている世の中。経済的影響や精神的ストレスなど、多くの方が不安を抱えている状況だと思います。このような社会情勢の時に頼りたくなるのが、神社などのパワースポット。歴史の中でも、伝染病の蔓延や社会不安が起きた時にお参りが流行ったそうですが、今回のコロナショックでも同様の動きが見られています。ある神社ではコロナ感染拡大とともに「健康お守り」を買い求める人が増えているそう。今後のコロナによる世の中の変化は、まさに“神のみぞ知る”状態。今後はパワースポット巡りブームが到来するかもしれませんが、皆さまくれぐれも密を避けて参拝してくださいね。
今後しばらくはwithコロナを意識しつつ、新しい旅行スタイルを楽しもう
旅好きにとっては少し動きづらい状況が続きますが、今までとは違う旅のスタイルを発見できる良い機会かもしれません。マイクロツーリズムの中で地域の魅力を再発掘しつつ、密を避けた旅行スタイルを楽しんでいきましょう!
この記事を書いたのは…
●travel writer SHIORI(しおり)
女子旅メディアのディレクターを務める傍、多数のメディア・書籍でトラベルライターとして執筆中。「旅を通して綺麗を磨く」をテーマに旅×美容コンテンツをリサーチしている。得意なエリアは東南アジア。
▶︎Instagram:@travler_s23
▶︎Blog:トラベルライターSHIORIの女子旅Blog*美TRIP