“水”こそキレイな人ほどこだわっている!【体にいい飲み方・体に悪い水の避け方】

私たちの体の約60〜65%は水分からできています。ということは、どんな水を体に取り入れるかが綺麗の基準!美容と健康にとって水ほど大切なものはありません。体にいい水の飲み方体に悪い水の避け方を伺いました。

全てのキレイの源は質のいい水を飲むこと

代謝、消化など体内の全ての働きに水が必要です。1日の水分の排出量は発汗や排泄などで約2〜2.5リットルほど。健康維持や美肌のために食事のほか2リットルの水分補給を目指しましょう。どのような水を飲むかとても重要です。お勧めはナチュラルミネラルウォーター。カルシウムやマグネシウムなどミネラルの補給にもなり、吸収も良いです。自分に不足しているミネラルを多く含む水や採水地などで選んでも◎。気をつけてほしいのは水道水。水道管の老朽化により重金属が溶け出していたり、塩素から発ガン物質であるトリハロメタンを生じる問題があり、浄水器の利用をオススメします。

内科、皮膚科学、アンチエイジング医療、栄養学が専門。学校法人食糧学院の副学院長も。近著に『朝のコーヒー、夜のビールがよい仕事をつくる』

教えてくれたのは……マブチメディカル クリニック院長 馬渕知子先生

水の種類と硬度は絶対確認!

天然水の品名は①ナチュラルウォーター、②ナチュラルミネラルウォーター、③ミネラルウォーター、④ボトルドウォーターの4種に分類されますが、断然おすすめなのはミネラルが天然のまま溶けている②です。味や体質との相性もあるので硬度のチェックも忘れずに。栄養成分表示の別枠にも、その水のウリになる成分が記載されていることがあるので、ラベル全体を確認しましょう!

【POINT①】喉が渇く前にちょこちょこ飲み

1日に必要な水分量の目安は「体重×35~40㎖」。体重50kgなら2リットルです。1時間おきにコップ1杯程度の水を飲みましょう。一気に飲むと胃腸負担やミネラルバランスの崩れに。

【POINT②】食前&食事中は炭酸水がいいこといっぱい

炭酸ガスは、胃の粘膜を刺激して胃腸の動きを活発にしたり、胃酸の分泌を促し消化をサポート。また口内をリフレッシュさせます。満腹感を感じやすく、食べすぎ予防にも。

左から、大分 天然炭酸水YOIYANA 500㎖×24本¥4,800(住宅企画)奥会津金山 天然炭酸の水 350㎖×30本¥4,500(ハーベス)

【POINT③】水道水クライシス、浄水器を利用して

水道水の危機は水道管の老朽化です。重金属が溶け出し、微量でも有害物質を飲むことは危険。さらに塩素から生じる発ガン物質であるトリハロメタンも。浄水器で除去しましょう。

2020年『美ST』9月号掲載 撮影/吉澤健太、楠 聖子、大槻誠一 モデル/小宮山順子〈TEAM美魔女〉 ヘア・メーク/大山なをみ、木下庸子 取材/楠沢順子、菊池真理子 編集/佐々木 遼

美ST