「withコロナ生活を楽しむ方法」を海外に学ぶ【ニューヨーク編】

海外にも自由に行けなくなってしまった今、ほかの国ではwithコロナ生活をどんなふうに送っているのか? 日本以上に多くの制限がある国で生活している方に現地の様子をレポートしてもらいました。3~5月頃はコロナウイルス感染者の激増により、まさかの医療崩壊の危機に瀕していたニューヨーク。感染のピークは収まったものの、元通りの生活にはまだ程遠いという現地の様子をレポートしてもらいました。

いまだロックダウン中のオーストラリア・メルボルンでは?

withコロナ生活を楽しむ方法を海外に学ぶ【オーストラリアのメルボルン編】

ゴーストタウン化していたコロナピーク時のマンハッタン

ニューヨークのコロナのピークは3月末~5月。4月上旬はニューヨーク市だけで死者数が1日800人にものぼっており、病床数が足りず、セントラルパークに野外病院が設営されていたほどでした。この頃はStay at Home(外出禁止令)が出ていたので、誰もが外出は必要最低限に控えていました。Stay at Home解除後に久しぶりに訪れたマンハッタンはまるでゴーストタウンのようで、普段は観光客で溢れかえっているはずのタイムズスクエアやラジオシティでも人影がまばらでした。

    コロナ禍の中、Black Lives Matter(ブラック・ライブズ・マター)のデモが行われていた時の高級デパート、サックス フィフス アベニュー前。窃盗防止のためエントランスに板を貼り付けて防御。この頃は5番街からもすっかり人が消えていました。

    ニューイヤーのカウントダウンで有名なタイムズスクエア。こんなに人影の少ないタイムズスクエアは初めて!

徐々に活気を取り戻しつつあるニューヨーク

徐々に活気が戻りつつあるニューヨークですが、屋内での飲食は最大収容人数の25%までという制限つきのため、屋外席を活用しているレストランが目立ちます。各レストランが店前に即席の屋外席をつくったので、週末などは歩行者と飲食を楽しむ人々が路上でひしめき合うほど。ただ10月も後半になると一気に冷え込むので、屋外を楽しめるのもあと少しです。またミュージアムなどもオープンしていますが、基本的には予約制の人数制限があります。日本に比べてマスクの着用率の低いアメリカ。マスク着用を促すサインやソーシャルディスタンスを保つ工夫を街中でたくさん見かけます。

    ソーシャルディスタンスを取りやすいように、サークルが描かれている公園も。

    ゴーストバスターズなど数々の映画に登場しているニューヨーク・パブリック・ライブラリー前のライオンもマスク!

    ゴージャスなクリスマスツリーでおなじみ、ロックフェラーセンターのプロメテウス像もマスク!

    地下鉄など、いたるところでマスク着用を促すサインが。

    日本の店舗以上に広いはずのコストコに入るのにも、入場制限のため長蛇の列ができています。

withコロナ生活で癒しになっているもの

ニューヨークでは3月のロックダウン以来、今でもほとんどの人が在宅勤務を続けており、コロナ前のような生活にはまだ戻っていません。またアメリカ国内であっても州間移動をした場合は、2週間のQuarantine(自主隔離)が義務付けられています。そんなスタック気味のニューヨーカーの間では、アパートメントの屋上に集まってBBQ を楽しんだり、自宅に出張シェフを呼んで一流の味を楽しんだりするのがちょっとしたブームに。また、ニューヨーク市内から車で1時間も行けば、大自然を満喫できる場所が実はたくさんあります。週末を利用してワイナリーを訪れ、大自然のなかで美味しいワインをいただくことが今の私の癒やしです♡

    週末にはワイナリー巡りへ。ブドウ畑の前でフレッシュなワインを♡

    ニューヨーカーの保養先として知られる北部のアップステートでは美しい紅葉を楽しむこともできます。

    ニューヨーク州北部にあるフィンガーレイク。このあたりは数多くのワイナリーが点在しています。

ニューヨークの様子を伝えてくれたのは…

白子真由美さん

日本で国内外の有名ブランドのPRを担当した後、2016年に渡米、 Mercy College大学院でMBAを取得。大学院卒業後はニューヨークの日系人事関連企業にてデジタルマーケティング、PRを担当。インスタではニューヨークでの生活の様子をアップ。インスタID@mayumi.shirako.nyc

構成/CLASSY.編集部