銀座、数寄屋橋交差点のソニービルの建物がなくなり、交差点の風景が一変したことにも慣れてしまった今日この頃。その記憶を書き換えるかのように突如ソニービルの1階に登場した謎のオブジェがフォトスポット化しているのをご存知ですか？

King Gnuと、常田大希が率いるクリエイティブ集団「millennium parade」の世界観を詰め込んだ展覧会「『#014 ヌーミレパーク(仮)』 DIRECTED BY PERIMETRON」のアイコンです。

 

「白日」でおなじみのKing Gnuメンバー。私は一番左の常田大希、ツネ様が推しです。

 Ginza Sony Parkの1階から地下4階までを使った展覧会。
イメージは変化し続ける余白空間を使った「カオスティックなパーク」。

新店舗オープンに向けて工事中のGinza Sony Parkと、“この変化の過程も楽しみに変えたい”という製作者側の想いの共感から実現したそう。

その内容は、ミュージックビデオの世界を体感できる体験型アーケードゲームや、ミレニアムパレードの楽曲の3D映像、さらにはミュージックビデオの映像に出てくる車のペインティングや内装までを再現した実車まで！

KingGnuの楽曲「Slumberland」に登場する着ぐるみやパペットの展示もあり、King Gnu好きならばずっと見てきた映像の世界がリアルに目の前に広がるので「あーこれ！」と思わず叫んでしまうものばかり。

 

3D映像はライブ外で初公開。ソニーの最先端技術Crystal LEDディスプレイはリアル以上の迫力。

KingGnuの楽曲「飛行艇」に登場する少年のお面やマントなど。
映像で映るのは一瞬のものも実物はものすごく細部まで作り込まれているのがわかります。

ミュージックビデオの中のCG映像でしか存在しなかった車が、実車になって地下駐車場に。ナンバープレートから、エンブレム、内装のエイジング具合までこだわりまくりの仕上げ。

 

オリジナルグッズ等を扱うショップもあり。限定オリジナルラバーキーホルダー(¥500)のガチャガチャも。

開催にあたっては常田大希から「今まで作ってきた数々の作品たちに宿った念のようなものが、この展覧会を通して皆様に少しでも伝わるのならば、それは我々にとって、とても幸せなことです。」＜一部抜粋＞とコメントを寄せていましたが。

実物を目の前にするとその本気度とパワーに鳥肌もの！

未来の時間が無限にあると思える若さとか、3徹した朝にラーメン食べられそうな体力とか、いろいろ感じられて眩しかったです。

入場は特設サイトの予約サイトからの事前予約制ですが、オンラインでのウォークスルー体験やライブ配信など、自分に合ったスタイルで楽しめるコンテンツも多彩です。

【DATA】

「#014ヌーミレパーク(仮)」DIRECTED BY PERIMETRON
期間 ：～2021年1月31日(日) ※年末年始の休園日を除く
会場：銀座ソニーパーク(東京都中央区銀座5-3-1)
料金：入場無料(入場制限あり/事前予約制)

※詳細は特設サイトを確認
※ 3D 映像は5 歳以下の子供は鑑賞不可。
※Fly with me -THE GAME–／CAPSULE TOYの体験は、当日受付時に抽選あり。

 

 text:安西繁美

【PROFILE】
女性誌やカタログで主にファッション、食関係、アートの企画を担当する編集・ライター。流行には程よく流されるタイプで、食いしん坊、ワインと旅行好き。家族や友人に美大出身が多いのに私は画力ゼロ。描けないけど書けるようになれたらいいなと。