「青い味覇(ウェイパァー)」はどこまで使える!?その汎用性をプロの目でチェック!

前回、定番の「味覇」との違いを検証した「青い味覇」こと「海鮮味覇」。

青い味覇(ウェイパァー)!? エビの香り高い新作「海鮮味覇」は定番の赤とどう違う?

今回は引き続き土肥愛子さんに、「海鮮味覇」がどれだけ普段の料理に使いまわせるかを考えてもらいましたが、さすがプロ!「青缶」の特徴を生かした驚くようなアレンジまで教えてくれました。

まずは食材1つだけの超・シンプルメニュー!

副菜の定番・青菜炒めにチャレンジ。普段は干しエビを入れることが多いメニューですが小松菜のみでつくってみました。それでもやはり期待どおり、エビ風味のコクのある青菜炒めができあがりました!


◎青菜炒め

《材料》(2人分)
小松菜……1袋
海鮮味覇……5g
ごま油……大さじ2

《つくり方》
1.小松菜は洗って5cmの長さに切る。
2.フライパンにごま油を熱して1.の小松菜を炒め、火が通ってきたら海鮮味覇を加えて炒め合わせる。火を止めて、皿に盛る。

和食にも挑戦!なんと「そばつゆ」に使ってみたら…

これだけエビ風味が活かされる調味料なら和食にもいいのではと、土肥さんが考えてくれたのはなんとお蕎麦。めんつゆに海鮮味覇を入れてつゆを作り、ちくわの磯部揚げをトッピングしたら海の幸たっぷりのお蕎麦になりました。

◎ちくわの磯辺揚げそば

《材料》(2人分)
ちくわ(長めのもの)……1本
薄力粉……大さじ4
青のり……小さじ1/2
水……大さじ4
油……適量
そば……2人前
めんつゆ(2倍濃縮タイプ)……120㏄
海鮮味覇……10g
水……480㏄
わかめ……適量
刻みねぎ……適量

《つくり方》
1.ちくわの磯辺揚げをつくる。ボウルに薄力粉、青のり、水を入れて混ぜ合わせて衣をつくり、縦半分に切ったちくわをくぐらせて、少なめの油でカラッとするまで揚げる。
2.鍋にめんつゆ、海鮮味覇、水を入れて火にかけ、温まったらよく混ぜて溶かし、火を止める。
3.そばを表示時間どおりに茹でて湯切りをし、器に盛る。2のつゆをかけて、3のちくわの磯辺揚げとわかめ・小口切りにしたねぎをのせる。

「海鮮味覇のエビの風味がそばつゆのお出汁とマッチして、コク深い味わいになります。またそばつゆもエビ天が入っているかのような香ばしさが感じられ、ちくわの磯辺揚げに染み込ませて食べても絶品です!」(土肥さん)

これだけエビ風味が活かされる調味料なら和食にもいいのではと、土肥さんが考えてくれたのはなんとお蕎麦。めんつゆに海鮮味覇を入れてつゆをつくり、ちくわの磯部揚げをトッピングしたら海の幸たっぷりのお蕎麦になりました。

そして、洋食にも挑戦すると……期待以上の味にスタッフも騒然!

めんつゆに入れて海の幸メニューが出来るのなら、洋風スープにもいいのでは?エビのビスク風になるかも?リゾットにアレンジしたらいいかも!と、こんなレシピを考案してくれました。
こちらは今回、スタッフ全員一致のベストメニューに。あの面倒なビスクが魔法のように簡単につくれてしまい、「これ、お店でも出せる!」の声もが出たほどでした。

◎トマトクリームリゾット

《材料》(2人分)
スティックベーコン……60g
玉ねぎ……1/2コ
ほうれん草……1/2袋
にんにく……1片
ごはん……300g
オリーブオイル……大さじ1
白ワイン……50㏄
海鮮味覇……20g
トマトジュース……300㏄
生クリーム……100㏄
黒こしょう……適量
パルメザンチーズ……お好みの量

《つくり方》
1.玉ねぎは薄切り、ほうれん草は5cmほどの長さに切り、にんにくはみじん切りにしておく。
2.鍋にオリーブオイルを熱し、にんにくとベーコンを入れてじっくりと炒め、さらに玉ねぎを加えて炒める。
3.玉ねぎが炒まってきたらほうれん草を加えてサッと炒め、白ワイン、海鮮味覇、トマトジュース、生クリームを入れてひと煮立ちさせる。
4.ごはんを3.に加えてよく混ぜながら煮込み、火を止める。器に盛り付け、最後に黒こしょうをふり、お好みでパルメザンチーズをかける。

中華に限らないアレンジ力で、新たな定番調味料になる可能性大!

とにかくエビの香りと旨味が最高に凝縮された調味料で、これひとつで海鮮風メニューの味が決まり、いつもの料理がランクアップする「海鮮味覇」。
「材料を見ても、意外と“中華オンリー”な要素がないので、和食や洋食などジャンルを問わず使えるというのが、赤缶との違いであり、良さではないでしょうか」(土肥さん)

この汎用性は、多くの家庭で欠かせない定番調味料になる可能性大です!

 

撮影/相澤琢磨(光文社写真室) 取材・文/西岡直美