【ペットとの暮らし】モデル田中美保さんと愛犬の生活

「癒し」 も、 それだけですまない 「責任」 も伴うペットとの暮らし。愛犬・モフちゃんを「なくてはならない存在」というモデルの田中美保さんに、リアルなペットライフを聞きました。

今は、なくてはならない存在ですが
飼い始めたころは「もう無理」と泣きました……

モデルの田中美保さんの愛犬は、フレンチブルドッグのモフちゃん(6歳)。
「はじめは、想像以上にお世話やしつけが大変で、何度も泣きたくなりました。ごはんやお散歩、トイレの世話は欠かせないし、一緒に電車で移動するときには、周りにとても気を使う……。自分の都合だけではどうにもならないことが多くて、今思うと子育てにも似ていましたね」
6年たった今では、頼もしい相棒に。
「夫の転勤で北海道で暮らしたときに、慣れない土地でも楽しく過ごせたのは、モフのおかげ。一緒にたくさん出かけて、モフとの絆も深まったと思います」

キャンディドッグの服とコロコロは手放せません!

小型犬専用のドッグウェアショップ「candy☆dog」の服がお気に入り。「短毛種は意外と抜け毛が多く、いつでも〝コロコロ〞しています!(笑)」

<Prolile>
たなか・みほ/モデル。夫でサッカー選手の稲本潤一さんのチーム移籍に伴い、2015年から4年ほど北海道で過ごす。昨年7月に第一子を出産し、育児にも奮闘中。

モフ/フレンチブルドッグ 6歳(♀)生後4〜5カ月のころ家族に

 

★「ペットについて」Mart会員アンケート

Q.現在、ペットを 飼っていますか?

飼っている …56%、飼っていない… 34% 飼っていないが、 将来は飼いたい …10%

 

Q.ペットを飼い始めた理由は? (複数回答可)

家族が動物好きだから ……34%
自分が動物好きだから……33%
癒しになるから……31%
子どもの教育にいい影響があるから…9%
保護犬や保護猫を引き取って…8%
その他……7%
子どもの遊び相手として…3%

 

Q.ペットを飼っていないのは なぜですか?(複数回答可)

世話をする時間や余裕がないから…22%
においや部屋の汚れが気になるから…14%
お金がかかるから……12%
集合住宅など、ペットを飼えない環境だから…11%
お別れがつらいから…11%
ペットを飼うスペースがないから…9%
家族にアレルギーなどの病気があるから…5%
動物が苦手だから…5%
その他…3%

ペットを飼い始めた理由でいちばん多いのは、「自分や家族が動物好きだから」。一方で、飼うに至っていない人からは、「お世話の負担」や「においや部屋の汚れ」などが気になるという声が。実際にペットを飼っている人の「高齢になってくると、介護や医療費が大変(犬)」「部屋中で爪を研ぐため、壁紙がボロボロに(猫)」「長期で家をあけられない。旅行に行けなくなりました(猫)」などの悩みが多く見られました。

 

●動物病院の先生にも話を聞きました

教えてくれたのは…オールペットクリニック院長  平林雅和先生

動物病院の三代目として生まれ、2015年に、東京・西麻布にクリニックを開院。「家庭動物が真の意味で幸せに暮らす社会をつくる」という大きな夢を掲げ、動物保護譲渡活動などにも力を注いでいる。

ペットを飼うということは〝命を預かる〟ことです

飼いやすい犬種はライフスタイルによっても異なりますが、獣医の視点では、病気になりにくい犬種をおすすめしたいです。イタリアングレイハウンドやミニチュアピンシャーは、皮膚・胃腸・泌尿器・歯の病気、腫瘍などが少なく、丈夫種といえるでしょう。一方、猫は高齢になると腎臓病を抱える割合が高くなります。医療行為を受けつけないことも多いため、爪切りや投薬などの指導をしてくれる動物病院を探して、子猫のうちから慣れさせておくことが大切です。猫は病気になっても見た目でわかりにくいことが多いため、予防と早期発見のためにも、定期的な通院で健康診断を。ペットは、その存在を通して、命を教えてくれます。〝命を預かる〞意識を持って飼い始めてほしいと思います。

平林先生によると……
・飼いやすいおすすめ犬種はイタリアングレイハウンド
・猫を飼うなら、年に一度の健診は忘れないでください

 

Mart2020年11月号
「癒し」も、それだけですまない「責任」も
徹底レポート 「ペットとの暮らし」は、家族をどう変えた? より

撮影/鮫島亜希子 ヘア・メーク/渡辺真由美〈GON.〉 取材・文/田島えり子 構成/富田夏子

 

【現在、Mart webでは、ペット部会員を募集中です!】
詳しくはこちらまで!