心が晴れる食材|坂井美穂のキッチンの薬箱vol.8
コロナも第四波が来たとか。
もういい加減気持ちも傾いてしまいそう。
少しでも気持ちを晴れやかにしたくて、最近薔薇を食に取り入れています。
中医学では、薔薇は鬱々とした気持ちを解いたり、血流を良くする効果があると言われています。
先日帝国ホテルがリニューアル工事に入るとのことでアフタヌーンティーに行ってきたのですが(まん延防止措置前)、お茶にも薔薇が沢山使われていて薫り立つハーブティーがとても美味しかったです。
苺フェアのアフタヌーンティー。
ロビーは桜が満開でした。
家では気楽にジャムやお茶で楽しんでいます。
比較的手に入りやすいローズジャム。
パンやチーズに塗ったり、そのまま食べたり。
国産の薔薇も豊かな香りです。
フランス産のもの。
Spesialite de Roseって書いてある。
パッケージで期待してしまう。
開封するのが楽しみです。
軽井沢で見つけたローズウォーター。
これはかなり薔薇の香りが良く、白湯に少し入れてみたらとっても美味しかったです。
スタジオ近くで見つけたオーガニックのローズシロップ。
今月の料理教室に炭酸水で割ってお出ししています。お客様にも好評です。
中医学ではおなじみのマイカイカという小さな薔薇の蕾。
少し個性のある薔薇の味で、よくお茶にして飲みます。
中華食材屋のお茶売り場や、ネットでもすぐに見つけられると思います。
この薔薇の蕾と陳皮(ちんぴ)というみかんの皮を1年以上干したものを合わせると、より一層気持ちを晴れやかにしてくれます。
ちょっと仕事行きたくないなぁ、気分が乗らない、落ち込み気味、という時に沈みそうな気持ちを上げてくれる作用があります。
今回の薬箱レシピはお湯を注ぐだけの簡単なお茶のご紹介です。
ふやけるとこんな感じ。
陳皮も中華食材屋やネットで購入できます。
冷え性で食後重だるくなる、消化力が弱くてむくみやすいという方にもぴったりです。
ティーパックのローズティーや、陳皮の代わりにマーマレードジャムを砂糖替わりに入れても良いと思います。
身近に手に入るものでぜひ楽しんでください。
薔薇・・・循環を良くする 鬱々した気持ちを解く 血の滞りを解消し血流を良くする