女性にとって永遠の憧れ”エルメス”。思いこがれてお迎えしたエルメスのアイテムにはそれぞれのストーリーや思い入れが詰まっているもの。NAVYリーダーズ高井直子さんもまたエルメスに魅了されたひとり。高井さん愛用のバーキンと、エルメスへの思いを伺いました。

ほんのりモードなエッセンス漂うバーキンが、自信と個性を添えてくれる

「私にとってエルメスとはまさに特別な存在。母から受け継いだものや夫からの贈り物、自分で買い求めたものなど様々ですが、どれも縁あってのものだと強く感じています。そんな縁あって迎えたバッグや洋服は、一生寄り添っていきたいものぱかり。時を経て、世代を超えても愛用したいし、自分が歳を重ねていくのと同じように育てていきたいと思えるブランドは他にはなく、エルメスだけの魅力。母から受け継いだように、いつか娘へと譲っていけたらいいなと考えています。数あるエルメスのアイテムのなかでも、私はモードなエッセンスがあるものに惹かれます。例えば、鮮やかな色使いが斬新な柄シャツや、デニムに合わせてトートのようにショルダー持ちできるバーキン。リザードのケリーは、オールブラックのコーデに持てば、ピリッとモードに振ってくれる——エルメスをほんのり辛口に合わせるのが自分らしい楽しみ方ですね」

「今はコロナの影響で機会が減っていますが、食事会などスペシャルな時にこちらのエルメスのバッグを持つことが多いです。普段はあまり出番がありませんが、ブラックドレスと合わせて思いきりドレッシーなスタイリングを楽しみます。このクロコのバーキンは夫からのプレゼント。柔らかいニュアンスカラーとクロコの質感の掛け合わせがエレガントでいて、モードさも漂わせてくれます。持つだけで不思議とスッと背筋が伸びるような、私にとって自信を持たせてくれるのがバーキンなんです」

「30センチのバーキンは決してコンパクトなサイズではないけれど、膝の上に乗せても品のある佇まいはさすが。同じ革でもサイズが違えば雰囲気が全く違ったり、同じサイズでも革の種類が異なれば、これもまた表情がガラリと変わるのがバーキンの面白いところ。身長や体型のバランス等を考えて私は30センチのバーキンがベストです」

バーキンの中には自分らしいキャラ立ちアイテムを詰め込んで

「お気に入りのものを詰め込んだバッグの中身。定期的にスタメンの見直しをしています。ミニ財布とキーケースはピエール アルディ。A.D.S.RのメガネとCELINEのサングラスは2個持ちがマスト。スマホケースはfamiliar×AJEW。写真を撮ることが好きなので、重くてもCanonのカメラは持ち歩きます」

Coordinate
Dress_Cecilie Bahnsen
Shoes_PIERRE HARDY
Bag_HERMÈS
Watch_Cartier

※エルメスのバッグは読者の私物です。エルメスブティックへの問い合わせはお控えください。

Profile

高井直子さん・CASA PICONEクリエイティブディレクター

17歳と13歳の２児のママ。ファッションはもちろん、抜群のセンスでナンタケットバスケットやフラワーアレンジの講師の経験も。Tシャツデニムだとしてもダイヤのジュエリーを必ずつけること、1日１回は必ずお気に入りの食器でコーヒーを飲む時間を作ることがマイルール。今の生活にフィットしているブランドはピエール アルディで靴やバッグを多数所有。愛車はマセラッティで、家族で４台所有するほどの車好き。

撮影／久保嘉範　ヘア・メーク／陣内勇人　取材・文／田中幸恵　撮影協力/Zentis  Osaka、ONIJUS COFFEE