松本伊代さん「子どもの部活を通して、自分も青春させてもらったと思ってます」

今「やれ」と言われたらできないだろうけど、
それでも子どもを通して〝青春〟させてもらったと思ってます

松本伊代さん 1965年生まれ、東京都出身。夫はタレントのヒロミさん。俳優の長男の凌央さん、次男とも少年野球をしていた。特に次男が野球にハマり、高校球児でキャッチャーとして活躍。伊代さん自身も、次男の高校野球部の父母会長として携わり、応援し続けた経験を持つ。

特に次男が野球でキャッチャーにハマり、高校生までずっと野球一本。自分中心で指令を出せるのが性に合っていたよう。芸能人扱いもなく、私は必死でお手伝いしてました。小・中でも「お茶当番」は必須、少年野球では父親たちによるグラウンド整備も基本。ヒロミさんは仕事で来られないこともあったので、そのぶんヒロミさんのお父さんが荷物を持ったり、手伝ってくれて感謝しています。

中学のリトルリーグ時代がいちばん大変で、とにかく遠征が多い。レギュラーの子たちはバスに乗れましたが、それ以外の子は親たちが分担して、「誰かクルマ出せる?」みたいな。私もできる限り、クルマに5人ぐらい乗せて遠征してました。

「監督、今日は何にします?」と、休憩場のところに中華料理店のメニューを持って行ったりしたこともありますが、私のところでは、監督に好きなお弁当を出さないと子どもが試合に出られない、というのはなかったです。

息子が高校球児だった時は、父母会の会長を務めていて、学校の先生や応援に来てくれた父兄・OGなどの方に〝おもてなし〟。うちわや凍らせたおしぼりを配りました。

今「やれ」と言われたらできないと思うんですが、子どもを通して、私自身が〝いい青春〟をさせてもらいました。

撮影/吉澤健太 ヘア・メーク/長島あずさ スタイリスト/森 早和子 衣装協力/Adonisis 取材/東 理恵 ※情報は2021年11月号掲載時のものです。

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