日本で働くアメリカ人YouTuberのオンラインサロンとは?【読者のオンラインサロン報告】

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、オンラインコミュニケーションが急速に広まるも「なんだか怪しい」「よくわからない」などの理由から、いまだSTORY世代の多くは、オンラインの世界にハードルの高さを感じている様子。でも思いきって画面の向こうを覗いたら、想像以上に素敵な景色が広がっていることも! 今回は、ひと足先に一歩踏み出し、新たな楽しみや人生を見つけた方々のお話です。

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アイシャ・レバインさん(神奈川県在住) YouTuber/作家/オンラインサロン運営

STORY[ストーリィ]

YouTubeや作家、オンラインサロンetc....
〝自分らしくいて大丈夫〟というメッセージを
広めるために

アメリカ出身のアイシャ・レバインさんは、アメリカの大学を卒業後、日本で働きながらYouTuberとしても活動しています。きっかけは日本の会社や生活で疑問に思うことがあった からだそう。

「日本人は仕事や子育てにおいて、“みんながやっているからこうしなきゃ”とか、周りに遠慮して自分の意見を伝えられないことがありますよね。でも、何事も正解は一つではないし、色々な意見があってもいいと思います。もっと自分らしくいて大丈夫、家族の形もそれぞれでいいんだよというメッセージを伝えたかったんです。また、私が開発した子どもの自己肯定感を伸ばす子育て法についても広めたいと思い、家族の日常を通じて発信することにしました」。

順調に登録者数や視聴回数は伸びていましたが、意図せずコメント欄が閉鎖してしまいます。「視聴者の声が届かず、発信したいメッセージが正確に伝わっているのか分からなくなりました。そこでオンラインサロンを通じてコミュニケーションを取ろうと考えました」。

オンラインサロンのメンバーとの出会いで、アイシャさんの新しいチャレンジが始まりました。1つ目は、24時間365日英語を話せるオンラインサービスです。「サロンメンバーから英語のアウトプット専用のグループを作れないかと提案がありました。日本にいても英語を話す機会や場所がありません。当初はオンラインサロンのグループ内でスタートしましたが、口コミで広がり大所帯に。そこで、スピンアウトさせて夫が新しくサービスを作ることに しました」。2つ目は、出版社で働くサロンメンバーからの声かけによりアイシャさんの書籍を出版したことです。そして3つ目に、その書籍を元に“レ バインエデュケーション”という子どもの主体性・自己肯定感・考える力を育てるオンラインコミュニティをスタートしました。デジタルを活用し活躍するアイシャさんですが、今後は子育てセミナーなども行いたいと話します。

「手法は増えていますが、当初から伝えたいメッセージや私の夢は変わっていません。私の発信で1人でも役に立ったと思ってくれる人がいることが、支えになっています」。

STORY[ストーリィ]
「オンラインサロンでは頻繁にイベントが立ち上がり、ネガティブなコメントがなくとても良い雰囲気です」
〝レバインエデュケーション〟ではより深くアイシャさんの子育てメソッドが学べる。
著書『親から始まる「正解のない時代」を生き抜く世界基準の子育て』と、自主出版した絵本『My Moon,Your Moon』。
アイシャさんの性格や考えはお父様の影響だそう。「今でも、〝こんなことがあったけどどう思う?〟と意見を聞いてくれます」
お父様からの贈り物。
日本で最初に働いていた京都の亀岡市でお世話になったご夫婦とアイシャさん家族。

撮影/BOCO 取材/星 花絵 ※情報は2022年2月号掲載時のものです。

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