モデルだって悩んでる!思春期の子育てを専門家に相談しました

STORYモデル 佐藤 純さん
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「Mama Cafe」主宰 石田勝紀さん

STORY[ストーリィ]

STORYモデル 佐藤 純さん

「息子も娘も思春期です」。笑顔が魅力のSTORYモデル。小5女子と中1男子の母でもあり、等身大の母としても共感を呼んでいる。家族旅行にもよく行き仲良しだが、2人とも思春期に突入し、日々悩みが増加中.

教育評論家 石田勝紀さん

20歳で塾を創業後、4,000人以上の小中高生を直接指導。社会に出ても通用できるスキルとマインドを習得させている。執筆・講演の他「Mama Café」も主宰。話しやすい雰囲気を作れる「カフェ」で、全国の母親から子育てや教育の悩み相談を受け、サポート。毎年1,500人以上のママたちから相談を受ける。


◆ 思春期の子育て相談室

佐藤:
今、息子は中1で、小6から彼女がいます。でも、結構いろいろ話してくれるので、あまり心配はしていなくて。どちらかというと、心配は娘のほう……。娘はスマホを持っていないので、お兄ちゃんのスマホを借りて、小5同級生のグループに入っているのですが、そのLINEを見たら、うちの娘から積極的に「好きだよ」とか言ってるんです。先方のお母さんが見たら「すごっ!」って思われそうで……。

石田:
女の子のほうが積極的というのはよく聞きますね。それで男の子が勘違いして暴走しちゃうとか。子どもとは定期的にコミュニケーションを取り、同時に観測しながらキャッチする、その2つが必要です。まず、 などのLINEでどういうことが問題として起こるのか、ある程度ネットなどで調べて子どもに事前に教えておくことが大事です。知っておくと、子ども自身が「あれだな!」と察知し、「これ、まずいかも」と思う。心にブレーキをかけさせてください。

佐藤:
なんでも言い合える関係はいいんですか? 息子は今、彼女が同じクラスで、LINEでも「つき合って半年経ったね」 とか言い合っていて。その画面が出たスマホを普通にテーブルの上に置いたままで。それを見て私も微笑ましいのですが。

石田:
それはいい関係ですね。話してくれるでしょ、子供だから。

佐藤:
「最近どう?」と聞くと、「LINEが既読にならないんだよね~」とか「彼女が2年生の子と廊下でハグしてるのを見ちゃったんだよね」とか。でも、逆に娘は、全然そんなことは言わなくて。

石田:
私のところに相談に来るママさんたちにもよくアドバイスするのですが、娘さんとはもっと雑談の数を増やすのがいいでしょう。しょうもない雑談をすると、コミ ュニケーションの幅が広がる。信頼関係ができ、フラットな関係で話ができるんです。そこでは決して勉強の話はしないでくださいね。勉強の話をすると、上から目線になってしまい、子どもは必ず反発します。私は自分の子どもたちと一緒に東海道五十三次を歩いて回ったことがあるのですが、歩きながら雑談するのもお勧めです。

佐藤:
私も子どもたちとよく旅行に行くんですが、そんな時の何気ない雑談がいいんですね?

石田:
リラックスした時間と雰囲気の中で、「彼女とどうなの?」とか「それは少し注意したほうがいいかもね」など。子どもは経験と知識がありません。雑談の延長で教えてあげてください

(敬称略)

STORY[ストーリィ]

撮影/西 あかり ヘア・メーク/陶山恵実[ROI] 衣装/CBP(佐藤 純さん着用分) 取材/東 理恵  ※情報は2022年4月号掲載時のものです。

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