【節約テク】実は意外と洗えてしまう!?「電気毛布を自宅で洗う」裏技【そろそろ衣替え】

すっかり春めいてきた今日この頃、冬物のクリーニングを考えている人も多いのでは?しかし原油価格などの高騰で、クリーニング料金も値上げの動きが出ています。毎年衣替えではクリーニングに出していた、家の洗濯は難しそうな「ダウンジャケット」、今年はおうち洗濯に挑戦してみませんか?簡単で失敗しないコツをお洗濯のプロが伝授します。

すっかり春めいてきた今日この頃

春の衣替えはいつするのが正解?

ずばり、ゴールデンウィークが明けるまでがおすすめ!

    すっかり春めいてきた今日この頃すっかり春めいてきた今日この頃食べこぼしがあり、虫食いの穴があいてしまったニット

冬物の衣替え(しまい洗い)のリミットがGW明けというのは、理由があるんです。これは、衣類を食べる害虫がGW明けの時期から成虫になり、衣類に卵を産み落とす可能性があり、産み落とされた卵が孵化して幼虫になり、衣類を食べてしまうこともあるからです。ちゃんと洗ったはずなのに、翌シーズンに取り出してみたら、虫食いの穴が…。食べこぼしや皮脂などの汚れがついていると、さらに虫食いの原因になりますので、GWが終わるまでに「しまい洗い」をしておきましょう。今年のGWも外出を控えたり、日帰りなど短期間の旅行にシフトされる方も多いかもしれませんので、おうち時間を使って、しっかりと簡単に済ませたいですね。

「電気毛布(電気敷布、電気ひざかけ)」のしまい洗い

冬の暖房には欠かせない電気毛布

冬の暖房には欠かせない電気毛布(敷布、ひざかけ)。特に電気毛布は「洗えない」とあきらめている方もいらっしゃると思いますが、家庭でお洗濯できるタイプも増えており、お手入れも簡単。キレイにお洗濯してからしまうと、来年も気持ち良く使えますよ。

洗える?洗えない?タグや説明書を確認

    冬の暖房には欠かせない電気毛布冬の暖房には欠かせない電気毛布

まず、電気毛布についている「洗濯表示」を見て、家庭で洗えるかどうかを確認します。商品によっては、タグに洗い方の細かい規定が記載されていたり、取扱説明書に部品の取り外し方、適切な洗濯方法が記載されていたりするので、確認しておきましょう。表のように、洗濯表示に「洗濯おけ」や「手洗い」の記号がついている場合は、家庭で洗えます。旧絵表示に「洗濯機」マークや「手洗い」マークがついている場合も、同様に家庭で洗うことができます。「洗濯おけに×」がついている場合は、家庭で水洗いができません。

    まず、電気毛布についている「洗

    1.コントローラーを外す
    コントローラーは洗えないため、電気毛布(敷布、ひざかけ)から取り外します。

    2.ホコリや髪の毛を取る
    もの干し竿などにかけて、手で軽くたたいたり、洋服ブラシなどをつかって、ホコリや髪の毛などの汚れを落とします。

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    3.汚れが気になる部分は前処理を
    電気毛布(敷布、ひざかけ)の洗濯には、おしゃれ着用洗剤(アクロンなど)がおすすめです。汚れが気になる時は、洗う前におしゃれ着用洗剤の原液を少量つけ、キャップの底で軽くたたいて前処理をしましょう。

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    4.コネクターを内側にして折る
    コネクターの受け部が傷つかないように内側に折り、洗濯おけや洗濯ネットの大きさに合わせてたたみます。フリンジがある場合は、絡まないように内側に折ってたたみましょう。

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    洗濯機で洗う場合は、洗濯ネットに入れます。ひざかけを手洗いする場合は、洗濯ネットなしでもOKですが、入れた方が広がらずに洗いやすくなります。

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    また、厚い電気毛布や電気敷布は、コネクター部の受け部を内側にたたんだ後、ロール状に丸め、毛布・布団の専用洗濯ネットに入れて、洗濯機で洗います。

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    5.電気毛布(敷布、ひざかけ)を洗濯機で洗う
    ここでは、縦型全自動洗濯機で、「洗濯ネット」を使って洗う方法をご紹介します。縦型全自動洗濯機の機種によっては、「洗濯ネット」を使わないもの、洗濯機に入れる時のたたみ方を指定しているものもありますので、取扱説明書を確認しましょう。またドラム式洗濯機はたたき洗いのため、電気毛布などの内部の発熱体を傷める可能性があり、洗えない場合があります。ドラム式洗濯機をお使いの場合は、商品や洗濯機の取り扱い説明書を確認しましょう。

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    【洗濯機で洗う①】コースを選択してスタート
    洗濯ネットに入った電気毛布(敷布、ひざかけ)を洗濯機に入れ、「手洗いコース」「おしゃれ着コース」「ドライコース」など、弱水流のコースや、「毛布コース」や「大物洗いコース」を選んで、スタートボタンを押します。洗濯機の表示に従って、おしゃれ着用洗剤(アクロンなど)を洗剤投入口に入れます。洗剤は、前処理をした方は、使用した分を差し引いて入れてください。静電気防止のため、仕上げに柔軟剤(ソフラン プレミアム消臭など)を使うと、毛布と布団や衣類との摩擦が少なくなり、静電気の発生を抑えることができます。柔軟剤は、「柔軟剤自動投入口」に。柔軟剤を使用する場合は、商品のタグや取扱説明書を確認してから行いましょう。

    まず、電気毛布についている「洗濯表示」を見て、家庭で洗えるかどうかを確認します。商品によっては、タグに洗い方の細かい規定が記載されていたり、取扱説明書に部品の取り外し方、適切な洗濯方法が記載されていたりするので、確認しておきましょう。

    【洗濯機で洗う②】脱水は1分程度に設定
    電気毛布(敷布、ひざかけ)に負荷をかけないように、脱水は1分程度と短めに設定します。水分が多い状態ですが、あとは外干しで乾かします。

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    6.外干しする
    脱水後はすぐに洗濯機から取り出し、手で取れる毛玉は取っておきましょう。大物は乾きにくいので、効率よく乾かすため、もの干し竿を2本使って「M字」状に干すのがおすすめです。また、途中で表と裏をひっくり返すと乾きが早くなります。直射日光に当たると生地が日焼けしたり、色あせるものもあります。洗濯表示で干し方を確認し、陰干しマークのあるものは、日陰に干しましょう。

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    取り込む前に、電気毛布(敷布、ひざかけ)本体内の発熱体によじれがないか、光にすかして確認します。

教えてくれたのは…お洗濯マイスター 大貫 和泉さん

お洗濯マイスター 大貫 和泉

お洗濯マイスター 大貫 和泉
(消費生活アドバイザー、繊維製品品質管理士 健康予防管理専門士)
プロフィール:洗濯用洗剤などの製品開発・調査に約20年携わってきました。母親としての経験と研究活動を融合し、日々のお洗濯に役立つ情報をわかりやすくお伝えしていきます。
https://lidea.today/about

情報提供:
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構成/CLASSY.ONLINE編集室