着られなくなったワケあり服が素敵によみがえる!「衣類の黒染め」で身近なSDGsを

吉田さんと西尾さん、黒染服を持って。

落ちない汚れがついてしまったり、好みが変わって着なくなってしまったりという服は、みなさんどうされていますか?汚れや黄ばみがあるとフリマサイトなどでも売れず、泣く泣く捨てることになった経験は誰もがあるはず。今回そんな服を、買った時以上にいいものにしてくれる“黒染め”という技術でよみがえったものをご紹介します。

京都紋付「究極の黒」で丁寧に染められた上品な黒!

私物の服を実際に体験してくれたのは実際にMartistの吉田葵さんと西尾佳奈美さんです。

吉田葵さん、黒ワンピ全身。

「上品な黒のワンピースにただただ驚き!大切に着たいと思います。」(吉田葵さん)

ステッチが白、ボタン留めが茶色になっている。

ステッチは白、ボタン留めはブラウンのカラーになっていますが、これは自然にできた色合い。染まらない繊維もあるため、この部分は染めてみないとどのようなニュアンスで出るのかわかりませんが、バッチリハマっています。

吉田葵さん全身。

全身黒で重厚感がありながら、ふわっと軽い元の素材は変わらずそのまま。黒染のおかげで汚れや劣化が目立たなくなって、大人コーデにふさわしいブラックワンピースとして生まれ変わりました!

染める前は……

 

染める前の白いワンピース。透けるので1枚では着られず、パンツを合わせていました。

裾にシミ、汚れが。いつの間にかついた汚れ、ありますよね。特に衣替えの際黄ばみや汗シミ、汚れに気づくことも。

素材の風合いはそのままに奥深い黒で素敵な仕上がり

西尾佳奈美さん全身コーディネート。

「大好きなデザインはそのままに、コーディネートしやすい黒トップスに仕上がって嬉しいです!」(西尾佳奈美さん)

Vネック部分のレースがグレーに染まったところを見せている。

デザインの特徴でもあるレース部分の絶妙なグレーは、自然に染まったもの。肌になじみやすく、ボトムにどんな色を持ってきても合わせやすい。

付属のひも、しっかり黒に染まっている様子。

付属のひも、繊維の1本1本しっかり黒になっていて、細部にまでこだわる京都紋付の技術に感動。

黒の綿トップスを満足げに見つめる西尾さん。

何度も、生まれ変わった服を眺めて喜ぶ西尾さん。お出かけシーンを想像し、コーディネートをあれこれ考えるのも楽しい時間に。これから活躍しそうです。

染める前は……

 

気に入って買ったものの、あまり着ていなかったトップス。

白だからと気を付けて過ごしていたものの、汚れを付けてしまい、このままではちょっと着られず、泣く泣く処分の予定でした。

依頼するには

汚れや黄ばみが原因で着ていない洋服はありませんか?気に入って買った服を、簡単に捨ててしまうのはもったいない!京都紋付で生まれ変わり、新たなコーディネートに使える可能性もあります。

ただし素材や服の状態によって、オーダーができない場合もありますので、下記でしっかりチェック!オーダーは、こちらを参照してください。
https://www.k-rewear.jp/how/#sozai

お問い合わせ先
京都紋付 HP
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取材・文/森岡陽子