40代女性の気持ちを代弁するような明快な語り口が人気のコラムニスト、ジェーン・スーさん。新聞やラジオ、雑誌で多くの方のお悩みに答え、その胸のすくような回答には励まされる読者も多数。

一方、波乱万丈の人生経験を持ちながら、いつも前向きで飾り気がない人柄で、誰からも愛されるモデルのHARUKOさん。歯に衣着せぬ語り口で、仲間のお悩みにさっと答えてくれると評判です。

そんなおふたりに『STORY』読者の真剣なお悩みに答えていただきます！

＜PROFILE＞

ジェーン・スーさん

コラムニスト。TBSラジオ「ジェーン・スー 生活は踊る」(月〜木11:00〜)のパーソナリティを担当。毎日新聞をはじめ新聞・雑誌で数多くの連載を持つ。『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』は、第31回講談社エッセイ賞を受賞。

HARUKOさん

モデル。短大時代、『JJ』にて山田明子（はるこ）の名でデビュー。以来、数々のファッション誌で活躍。’03年に結婚後、九十九里浜に移住、長女を出産。’12年に離婚。HARUKOに改名し、現在『STORY』にて活躍中。趣味はサーフィンと読書。

先日、娘の成人式の写真を先撮りしてきたんです。

成人式。おめでとうございます。ずっと小さいころから、追いかけて見ていたので、あんなに小さかったお子さんがもう成人式って、感慨深いです。

時間のたつのはあっという間ですよね。

お着物着たんですか？

ええ。祖母が結婚式で着たものを、母が引継ぎ、私も着て、娘にも着せました。

そうやって引き継がれていくの、本当に素敵ですね。本当に。

～第46回～

◇ 推し活に夢中になりすぎてネット配信を見続けるのをやめられず困っています

推しに夢中になりすぎて、ついだらだらとネット配信を見続けてしまう自分に腹が立って仕方がありません。相談するようなことではなく、やめればいいだけなのですが、タバコやお酒の中毒のように、どうしてもやめることができず、気づけば、スマホやタブレットを見てしまっていて、それで休みが終わるような感じです。このままではだめだとは思うのですが、全く推しを見なくなるのも寂しいような気がします。中毒にならず、ほどほどにたしなむコツはないでしょうか。
（東京在住　M.Nさん　46歳　自営業）

それだけ長い時間愛でていられる対象がいるっていうだけでも、本当に幸せなこと。何も後ろめたいことなんてないので、やり切ってください。この先、自分の推しが突然活動をやめたりなんてこともあるかもしれない。そのときに後悔するくらいだったら、今思い切りやるべき。それは、ダラダラしてるんじゃなくて、集中してるんですよ。

そうそう。夢中になれるものがあるって本当に幸せだと思う。まったくやめる必要ない。私だって、ずっとサーフィンのことしか考えていないし、それで自分が楽しいからいいのよ。自信を持って中毒でいていいと思います。

私なんか、仕事の時間以外の空き時間は全部推しに使っていると言っても過言ではないくらいハマっていますね。すごく楽しいし、ものすごく有意義だと思ってますよ。

はい、思う存分、ネット配信楽しんでくださいね。

当連載は毎週金曜日配信です。
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撮影／吉澤健太　取材／秋元恵美