「全国旅行割」が来週スタート!もっともお得な予約方法&価格、注意点5つ…【トラベルライターが解説!】

長きに渡るコロナウイルスとの戦いで、なかなか再開がされなかった旅行割引…。GoToトラベルに続く、待ちに待った全国観光需要喚起策の第2弾が遂に解禁!「全国旅行支援(全国旅行割)」が、10月11日から全国でスタートします。(東京都は10月20日から)この全国旅行割について、お得なのは知ってるけどまだ内容が良く分かっていない…、という方も多いのでは?今回はトラベルライターである筆者が、「全国旅行割」について詳しく解説。押さえておきたいポイントと注意点、活用法などをお伝えします!

※この記事の内容は10月7日時点の内容です。最新情報は各自治体や事業者などの公式サイトをご確認ください。

まずは、全国旅行支援(全国旅行割)の基本をマスター!

いつから?割引は?何回まで使える?対象地域は?地域

    長きに渡るコロナウイルスとの戦

    Q.いつからスタートするの?
    全国旅行割は、2022年10月11日からスタートします。
    但し、東京都のみ10月20日から開始をすると発表されているのでご注意ください。
    終了時期は、今のところ12月下旬とされていますが、一旦12月20日までを区切りとする自治体や事業者が多いようです。

    長きに渡るコロナウイルスとの戦

    Q.どのくらい割引があるの?
    旅行代金の40%が割引されます。

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    Q.割引の上限はある?
    1人1泊あたりの上限は、交通付き宿泊旅行8,000円、その他5,000円です。
    つまり、交通付きツアーでの申し込みがお得です!

    長きに渡るコロナウイルスとの戦

    Q.GoToトラベルや県民割の時のような、地域クーポン券はあるの?
    旅行先の土産店などで使用できる地域クーポンが、平日は3,000円分、休日は1,000円分、ついてきます!

    長きに渡るコロナウイルスとの戦

    Q.何回まで割引は使える?
    1回の旅行で7連泊までが対象、利用回数に制限はありません。

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    Q.対象の都道府県は?
    全国が対象となっています。
    しかし都道府県ごとに実施に関しての判断が委ねられているため、コロナウイルスの感染状況の変化によっては中止となり、対象の都道府県への旅行は適用外となる可能性があります。感染拡大が始まったら、最新情報をこまめにチェックしてください!

    長きに渡るコロナウイルスとの戦

    Q.割引を受けるのに条件はある?
    ①免許証などの本人確認書類
    ②ワクチン接種歴3回接種済 または PCR検査等の陰性結果の証明
    が必要です。

    長きに渡るコロナウイルスとの戦

    Q.どうやって割引を受ければいいの?
    旅行サイトや旅行会社、宿泊施設等で、全国旅行割の対象となる旅行を購入できます。

※全国で実施される予定のルールですが、都道府県や事業者ごとに詳細条件が異なる場合があるので、ご予約時はご確認をお願いします。

ここに注意!全国旅行割で気をつけたいポイント5つ

1、最低利用金額がある

全国旅行割の割引を受けられる最低利用金額は、1人1泊(回)あたり平日が5,000円、休日が2,000円です。最低利用金額を下回る商品は対象外となってしまうため、2名で換算されている金額には注意!必ず1人あたりの金額を計算して、最低利用金額以上かご確認下さい。

全国旅行割の割引を受けられる最

※都道府県により利用条件が異なる可能性があります。

2、「休日」と「平日」の定義の違いに注意!

今回の全国旅行割で、少し混乱しがちなのが「平日」と「休日」の定義です。宿泊を伴う旅行については、宿泊日とその翌日がともに休日(土曜・日曜・祝日)の場合には、その宿泊は「休日」として扱い、それ以外は「平日」として扱われます。つまり、土曜日の宿泊のみが「休日の扱い」です。

地域クーポンは、1人1泊あたり平日3,000円分、休日1,000円付与となっているため、下の図のような区分になります。

今回の全国旅行割で、少し混乱し

そのため、日曜〜月曜の1泊2日の旅行時は、地域クーポン券が3,000円分付与されます。
また、金曜〜日曜の2泊3日の連泊旅行の場合は、金曜3,000円分+土曜1,000円分=合計4,000円分の地域クーポン券が付与されます。

上記の定義は、最低利用金額にも同様に適用されます。
ちょっと複雑なため、「あれ?この金額で合ってる?」と迷いそうですが、上記を参考に計算してみてください。

3、都道府県や事業者ごとに、実施条件が異なる場合がある

今回の全国旅行割が、前回のGoToトラベルと大きく違うところが、主体が国ではなく各都道府県単位というところです。そのため、各都道府県や事業者ごとに適用条件や利用方法などの実施条件などが異なる可能性があります。特に顕著なのは開始時期で、東京都だけ遅れて10月20日から開始となっているのもそのためです。基本的なルールからは外れませんが、念の為予約時は、各都道府県や事業者の詳細もご確認を。
ちなみに、全国旅行割開始の10月11日より前に予約した事前予約分も全国旅行割が適用できると政府から発表がありましたが、こちらも事業者によっては対象にならない可能性もあるのでご注意ください。

4、予算が無くなり次第、早期終了する可能性も!

全国旅行支援の予算には、新たなGoToトラベル向けに用意していた約5,600億円が投じられています。各都道府県ごとに予算は割り振られていますが、もし予算に到達してしまったら早期終了する可能性も…。恩恵を受けたい方は早めに利用することをおすすめします!

5、海外旅行客の入国上限数撤廃で、人気観光地は予約が殺到=価格高騰の可能性も!

全国旅行割が開始する10月11日から、同時に国外からの海外旅行客の入国上限数を撤廃し、さらに個人旅行客の受け入れも再開します。そのため、今まではゆったり観光できていた人気の観光地にも、さまざまな国からの旅行客で予約が殺到する可能性が。つまり、価格高騰も否めません。お得なプライスで旅行するなら、全国旅行割スタートと同時に予約しておくのがベターかも!?

トラベルライター的、全国旅行割のおすすめ活用方法

①最大限に割引を受けるなら、この価格帯のものを選ぶべし!

    全国旅行割の上限金額いっぱいを 全国旅行割の上限金額いっぱいを

全国旅行割の上限金額いっぱいを活用するなら、交通付きツアー予約は2万円/1人、ホテルのみの場合は1万2500円のものを選ぶと、恩恵を最大限受けられます!予約時はこの価格帯を念頭に置いて探してみて。

②遠方旅行は「交通付きツアー」で申し込む!

交通付きツアーの上限は8,000円、宿泊のみの場合は5,000円が上限のため、差額が3,000円となります。もし県外など遠方への旅行の場合は、旅行会社などで「交通付きツアー」を申し込むのが吉!割引率がUPしますよ。

③食事付きやアクティビティ付きのものを選ぶ!

宿泊や交通のみならず、食事付きやアクティビティ付きのツアーを選ぶと、合計料金に交通・宿泊以外のものが含まれ、割引対象に含むことができます。上限金額には注意ですが、せっかくなら全て盛り込んで、割引対象にしてしまうと◎!

④予定を調整できるなら、金曜〜土曜の宿泊、または日曜〜月曜の旅行がお得!

地域クーポン券は、休日と平日で付与金額に違いが出ます。土日には被るけど、できるだけクーポン券も最大金額Getしたい…という場合は、金曜〜土曜の宿泊、または日曜〜月曜の旅行がお得です!3,000円分の地域クーポン券が付与されます。(※金・月が祝日でない場合)

⑤連泊に適用させれば…、実質0円など、長期でも破格の金額で泊まることも可能!

今回の全国旅行割は、最大7連泊まで適用可能です。つまりは、ワーケーションなど長期での滞在にも使えます!上手く使えば、1週間滞在しても1万円以下、または実質0円で滞在もできちゃうかも!?さまざまな宿泊施設で全国旅行割を活用したプランが発表されているので、是非チェックしてみて!

この記事を書いたのは…

トラベルライター SHIORI

トラベルライター SHIORI
リクルート退職後、海外放浪旅を経てフリーランスライターとして独立。WEBメディアや書籍、雑誌、TV等で旅のコンテンツの取材・執筆・PRを多数行っている。好きなエリアは東南アジア。2020年、観光業に特化したPR&WEBデザイン事業「TROVATORE」をスタート。
▶︎Instagram:@traveler_s23
▶︎Blog:トラベルライターSHIORIの女子旅ブログ*美TRIP