【私の“ブランド立ち上げ”ストーリー③】元CAママが1年で売上の“月給超え”を叶えたアクセブランド

自分のブランドを立ち上げ、夢のポップアップまで実現している方を最近よく見かけるようになったけれど、みんな実際どうやって始めたのか、そこにはどんな舞台裏があったのか。今回は、地方在住ながらオンラインでのポップアップ実現に向け準備中の「La mer」ディレクターの谷本みどりさんにお話を伺いました。

こちらの記事も読まれています

▶︎次にドライヤーを買うなら、美顔器にもなる優秀ドライヤーを指名買い!

私たちのポップアップまでのストーリー
オンライン時代のいま、
地方や海外からもリモートで
漕ぎつけました

La merディレクター
谷本みどりさん(31歳)

6月に航空会社を退社し、2019年より始めたオシャレを楽しむ親子のためのヘアアクセサリーブランド「La mer」を本格始動。百貨店のECサイトでのポップアップ販売に向けて準備中の5歳と2歳の女の子のママ。

対面での打ち合わせは計2回
オンラインポップアップなら仙台在住の私にもできました

ラメールは、フランス語で〝海〟。娘たちの名前からとって名付けました。私自身が娘たちとの時間を大切にしたく、ただのアクセサリーではなく親子で楽しむプロダクトでありたいとの思いを込めています。新卒で憧れていた客室乗務員になりましたが、6年間の育休中に夫が仙台へ転勤。仕事は好きだけれど、仙台から関東の空港へ通勤してまで復帰したいのか揺らいでいました。そんななか始めたラメールは、趣味。薄毛の娘たちを少しでも女の子らしく見せたくてリボン付きヘアバンドを作ったことから始まりました。市販は大胆なデザインが多く、品よくラフにもつけられるものがなかったんです。試しにSNSに投稿したら徐々にDMから購入希望がくるようになりラメールのアカウントを立ち上げました。復帰が翌年に迫った去年、ラメールを本業にしたい気持ちが湧き、この1年で売り上げが復帰後のお給料を超えたら辞めようと1年間全力で経営。ビジネス書を読み漁り独学で勉強。買い付け経路を探し利益と質のバランスも気を付けました。タイムリミットギリギリで目標金額を達成したとき、百貨店のキッズ売場の方から声がかかったんです。ただ、ラメールは親子で楽しむがコンセプト。ママのひとり時間にも目に留まるファッションコーナーでも展開したいと伝えると、ECサイトで期間限定販売するオンラインポップアップを紹介されました。実はすべて手作業で制作しており実店舗分の在庫の準備が難しいのと、地方から何度も打ち合わせに行くのは現実的ではなかったので、負担も減るECはありがたいお話でした。今まさに大人向けのヘアアクセサリーも加え、販売に向けて準備中です。でも密かに実店舗での販売も諦めていません。辞めてしまったけれどやはり接客は好き。お客様と直接話しながら販売もできたときは、私の好きがすべて叶う瞬間なんだろうなと思っています。

あわせて読みたい

▶︎『情熱大陸』出演のランジェリーデザイナーが妊娠して気づいたことは?

▶︎辻元舞さんの「仕事×家事」やりくり術!忙しくてもご機嫌でいるための工夫とは?

▶︎オシャレママが続々沼落ち『ピオヌンナル』って?【今どきサブバッグ事情】

撮影/木村 敦 取材・文/栗生果奈、高橋夏果 取材協力/金剛加奈絵 編集/髙田彩葉
*VERY2022年8月号「自分のブランド作りを実現した、みんなの軌跡。」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。
*掲載エピソードは個人の体験談です。商業施設や百貨店等へのお問い合わせはお控えください。