【宝塚】元タカラジェンヌ・音波みのりさんが教える「しなやかな体になるボディメーク」
宝塚歌劇団在団中から、“宝塚の娘役”を象徴するような圧倒的な透明感と気品の溢れる佇まいで、多くの人を魅了してきた元星組娘役スター・音波みのりさん。その美しさの秘訣とは?【第3回】はボディケアについて伺いました。
「筋トレもストレッチも、日々の積み重ねが大切です」
毎日欠かせないストレッチは…
愛用ボディケアアイテムは…
「入浴後、オイルやボディクリームで全身を保湿します。その日の気分によって使用するアイテムは変えていますが、ロジェガレは特にお気に入りで、なかでもフィグの香りが好きです。筋肉のマッサージを兼ねてボディローションを塗るので、たっぷりと使用します」(音波さん)
お肌をしっとり保湿して、なめらかに整える。甘くてジューシーなフィグの香り。ロジェ・ガレ フィグパフューム ボディローション 200ml ¥3,850(ロジェ・ガレ ジャパン)※私物<秋以降リニューアル予定>
体づくりの秘訣は、“娘役の美学”にあった!
——しなやかな体づくりの秘訣は?
毎日のストレッチは本当に欠かせません。お稽古とかで特に激しく動く期間は、お部屋にストレッチスペースを作っておいて、気づいた時にすぐに出来るようにしておきます。
現役時代と比べて運動量が全然足りないので、最近はジムにも通っています。マシンを使うと、効かせたいところをピンポイントで鍛えられるので便利! 筋肉ってつけるのは大変なのに落ちるのはあっと言う間で、何もしないと3日で落ちてしまうので……。現役時代の体の状態をキープするのは難しくても、なんとか変化を食い止めていきたいと思っています。在団中は積み重ねることの大切さを身をもって学んだので、体づくりも含めて日々の積み重ねをこれからも大事にしていきたいと思っています。
「最適な体重をキープして、舞台にマイナスの気持ちを持ち込まない」
——現役時代に欠かせなかったことは?
毎日のウォームアップで必ず「逆立ち」をしていました。逆立ちをするのは、鍛えるというより、自分の体の状態をチェックするためです。娘役は男役さんに持ち上げていただく機会が多いので、自分の2本の腕で重いな、支えられないな、と感じる体でいないようにするというのを心がけてきました。リフトなどは特に、一瞬でも相手に“すみません”と思ったり、マイナスの気持ちが大きな怪我に繋がったりします。全力でパフォーマンスが出来るよう、常に最適な体重をキープして、マイナスの気持ちをつくらないことも意識してきました。
——音波さんといえば、美しい背中も印象的です。
男役さんの背中で語る姿がすごく好きで。舞台上の瀬奈じゅんさん(元月組トップスター)の『グレート・ギャツビー』を観てから、娘役でも“背中で語れる娘役”になりたい!と思ってきました。特別なケアはしていませんが、背中への意識は高く持つようにしています。
——来年2月には『CLUB SEVEN 20th Anniversary』にご出演予定ですね。
もともと好きなシリーズ作品ですので、お声がけいただいたときは本当に嬉しくて。すごく豪華なメンバーで、お世話になった歌劇団出身の方々もたくさんいらっしゃるので心強いなと思いますし、私自身も楽しんで作れたらと思っています。
——お稽古などはこれからだと思いますが、公演に向けてどのように過ごされていますか?
とりあえず……筋トレ、ですかね(笑)。卒業のときまで動けている状態があったからこそ今回の機会をいただいたと思うので、歴史ある作品の出演者の一員として、さまざまなことに機敏に動いていけるよう、そして楽しみながら頑張りたいと思います。
在団中の必須アイテムは…
フォトギャラリー(全3枚)
Profile
音波みのり(おとはみのり)さん・2005年宝塚歌劇団入団。10年『愛と青春の旅立ち』で新人公演初ヒロイン、その後11年『メイちゃんの執事』の東雲メイ役、『アルジェの男』のサビーヌ役など多くの作品でヒロインを務め、星組娘役スターとして活躍。22年『めぐり会いは再び next generation/Gran Cantante!!』で宝塚歌劇団を退団。23年2月『CLUB SEVEN 20th Anniversary』に出演予定。
【衣装】トップス¥8,690(ベッドローブ/ジオン商事)デニムパンツ¥27,500(ヤヌーク/カイタックインターナショナル)イヤリング¥7,150<Kaméemon>ブレスレット¥3,300<ハクフルール>リング¥12,320<ベベット>(すべてロードス)
【お問合わせ先】ロジェ・ガレ ジャパン0120-405-000/花王 0120-165-692/ニベア花王 0120-165-699/カイタックインターナショナル 03-5722-3684/ジオン商事 bedrobe.jp/ロードス 03-6416-1995
撮影/峠 雄三〈人物〉、五十嵐 洋〈静物〉 モデル/音波みのり ヘアメーク/永田紫織 スタイリング/中村真弓 取材/渋谷香菜子