【更年期の冷え・寒気】に効く対処法5つ|体が温まる食べ物・ストレッチとは?

突然、背すじや足元がゾクッとしたり、ずっと体が冷えていて元気が出ないなんてことはありませんか?更年期症状として、ほてりやのぼせ、大量の汗などがが出ることなどがよく知られていますが、一方で寒気や冷えといった症状に悩んでいる方も多くいます。今回は、更年期に起きる寒気の原因と対処法を解説します。

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1:ゾクっとする寒気の原因は?

寒気とは体が冷え、背すじや足元がゾクっと震えること。更年期に起こる寒気には、女性ホルモンの減少が関わっていることが多いです。女性ホルモンが減ると自律神経のバランスが乱れるので、血行不良になったり、体温調節がうまくできなくなったりします。そのため、ほてりやのぼせだけでなく、冷えや寒気に悩む方が増えてくるのです。また、加齢によって筋肉が減り、体が熱を生み出しにくくなることも原因のひとつとなります。

2:内からも外からも体を温める! 更年期の寒気への対処法

以下では、更年期の寒気への対処法を5つご紹介します。

①体を温める食べ物を摂る

食べ物のなかには、体を温める性質のものがあります。その特徴は根菜類・水分量が少ない・発酵食品など。冷えや寒気が気になるときには、下記の食材を意識して摂るようにしましょう。

    なお、トマトやきゅうりなどの夏野菜には、体を冷やしてしまう性質があります。寒気で悩んでいるときは、食べ過ぎに気をつけましょう。

    ②体を温めるツボを押す

    ツボを刺激することで血行が促進され、体を温める効果が期待できます。

      上記のツボを、親指で押したり、指で挟んで揉んだりして刺激しましょう。イタ気持ちいい程度の力で行うのがポイントです。

      ③湯船に浸かる

      すぐに体を温める方法としては、湯船に浸かることがあげられます。湯冷めしにくい38〜40℃のぬるめのお湯で、15分ほど入浴しましょう。また、入浴後の水分補給は、冷たい飲み物は避けて、常温の水か白湯を飲むのがおすすめです。

      ④筋肉量を増やす

      前述の通り、更年期に体が冷える原因のひとつとして、筋肉の衰えもあげられます。筋トレなどを行い、筋肉量を増やして熱の産生量を増やしましょう。スクワットやランジ(足を前後に開いた姿勢で、股関節や膝関節を曲げ伸ばすトレーニング)、腕立て伏せなど、自重を利用したエクササイズで十分な効果が得られます。筋トレをすると血行が良くなるので、即効で体を温めるのにも効果的です。 筋トレをする時間が取れないときは、通勤中の電車で腹筋に力を入れたり、歯磨き中にかかとを上げ下げするなど、日常生活の中で工夫して運動量を増やすのがおすすめです。

      ⑤漢方薬を飲む

      生活習慣をすぐに変えるのが難しい場合、漢方薬を飲むことから始めてみるのもおすすめです。毎日飲むだけなので、忙しい人でも気軽に取り入れやすいでしょう。更年期に起きる寒気の原因には、ホルモンバランスの乱れやストレス、血行不良、熱を作る機能の低下などが考えられます。 更年期の寒気には、「ホルモンバランスの乱れを整える」「自律神経を整える」「血行を良くして熱を巡らせる」「代謝を上げて、熱を作る機能を回復する」などの作用がある漢方薬を選ぶといいでしょう。 漢方薬は根本からの体質改善を目指しているので、寒気だけでなく、不眠やイライラなどの更年期症状にも同時にアプローチできる点もメリットといえます。 以下では、寒気でお悩みの方におすすめの漢方薬を2つご紹介します。

      〈寒気にお悩みの方におすすめの漢方薬〉

      ・当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)

      手足の冷えを感じ、頭痛や腰痛がある方におすすめです。「血(けつ)」の不足を補い、体を温めて熱の産生を手助けします(※1)。

      ・加味逍遙散(かみしょうようさん)

      体力がなく、肩こりがあって疲れやすい方におすすめです。体の熱を取り去りながら、胃腸の働きを整えて「気」を補うことで、「顔はのぼせるのに手足は冷える」という症状を緩和します(※2)。

      漢方薬を選ぶときには、自分の症状や体質に合っているかを見極めることが重要です。うまく合っていない場合、効果を感じられないだけでなく、副作用が生じることもあります。購入時には、漢方に精通した医師や薬剤師に相談しましょう。

      3:ひどい寒気が続くなら迷わず受診を

      更年期の寒気は、女性ホルモンの低下が主な原因です。しかし、ひどい寒気の場合、自律神経失調症や心臓病など、ほかの病気が隠れている可能性も。寒気がひどいときや、ほかにも体の異常を感じるときは、迷わず医療機関を受診しましょう。

      4:寒気を克服して、寒い季節も元気に!

      寒気や冷えがあると、不眠につながったり、アクティブに動きづらくなったりして、日々の生活に支障が出ますよね。更年期の寒気を改善するには、食事や運動、生活習慣の見直しも大切ですが、専門家に相談のうえ、漢方薬で体質改善するのもおすすめです。寒気や冷えを克服して、寒い季節も元気に過ごしましょう!

      約8年間ドラッグストアで医薬品登録販売者として従事。美容薬学・アロマテラピーに関する資格を取得し、インナーケアや女性の不調ケアを得意とする。市販薬の使い分け方を広めるべく2022年から執筆業を開始。あんしん漢方(オンラインAI漢方)はこちら

      教えてくれたのは……医薬品登録販売者 円山 真由佳(えんやま まゆか)さん

      〈参考〉

      (※1)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ当帰四逆加呉茱萸生姜湯エキス顆粒(医療用)」https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=8387

      (※2)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ加味逍遙散エキス顆粒(医療用)」

      https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=8230

       

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