シンガポール人の彼と遠距離恋愛から遠距離婚へ…弁護士として海外で活躍という目標
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結婚を機に女性はキャリアを諦めて、夫について行く…そんな考え方に変わる、仕事もプライベートも犠牲にしない夫婦のカタチ。それぞれの場所で暮らしながら結婚生活を送ることを選んだカップルに話を聞きました。
キャリアもプライベートも5年後を想像できる安心感
村林優里香さん(27歳・弁護士)
シンガポール人の彼との出会いは大学時代の交換留学先。アメリカの大学でお互い交換留学生として1年間共に過ごす中、自然と交際が始まりました。留学期間が終わってからは彼はシンガポールで投資会社へ就職。私はロースクールに通うために日本へ帰国し、遠距離恋愛がスタートしました。コロナ禍で1年ほど会えない期間があり、2人の将来が見えなくなり一度破局。別れてからもお互い諦め切れず、その当時コロナ禍でも入国できたパリで会い、復縁することになりました。
この復縁をきっかけに彼との結婚について考えるように。私は結婚するなら一緒に住みたい気持ちがあったものの、昔からの夢である弁護士になる道も諦められませんでした。彼は日本語が話せないということもあり、いずれ私がシンガポールに住む方法を探してたどり着いたのが、日本人弁護士としてシンガポールで働くこと。キャリアの目処が立ったころ108本の薔薇とともにロマンチックなプロポーズをしてくれて婚約しました。
婚約後も会う頻度はこれまで同様、2〜3カ月に1度の頻度。どちらかが可能なタイミングに相手の国に滞在、片方は働いているので日中は別々に過ごし、ディナーや土日のデートを楽しんでいます。夫婦になって変わったことは家族との関わり方。シンガポールは中国文化の影響もあり、家族の結びつきがより強いので、彼の家族と一緒に過ごす時間が増えました。また、今までは5年後の自分がどうしているか想像できない不安がありましたが、彼との結婚が決まったことである程度未来を見通せるように。駐在資格を得られるまではまだ時間があります。今は自分自身の勉強に集中できる環境です。キャリアもプライベートもネクストステップに向けて、まずは今に集中したいです。
パートナー(30歳・投資会社勤務)
「一度離れてみて人生を共に歩みたい相手は彼女だと確信。はじめは僕が日本に移住するつもりでしたが、お互いのキャリアと未来を考えた結果、今のスタイルに。」(夫)
\2人の結婚生活をのぞき見/
職場での一コマ。お昼ご飯中も勉強が欠かせません。
シンガポールは東京より進んでいる部分も。政策も合理的で安心して暮らせる国だと思います。
夕日の見える海でロマンチックなプロポーズ。一生忘れられない思い出になりました!
婚約指輪と結婚指輪はGRAFFをセレクト。彼と一緒に選びに行きました。
今回紹介した遠距離婚カップルは...
村林優里香さん♡パートナー
普段のコミュニケーションは英語で取るという国際カップル。お互い1年間の交換留学先として進学したアメリカの大学で2017年9月に出会いました。帰国の1カ月前に交際を開始、一度は破局したものの復縁、約5年間の遠距離恋愛を実らせ結婚。
撮影/西原秀岳(TENT) 取材/飯室紗季 編集/小林麻衣子 再構成/Bravoworks,Inc.