簡単&グルテンフリー!ミキサー3分でできる「生米パン」の作り方
難しそうなイメージのあるパンづくり。家にあるお米でつくる「生米パン」なら材料をこねる手間なし。①材料準備②ミキサーで混ぜる③発酵させる④焼くだけの4ステップで完成!シンプルなつくり方だから、パンづくり初心者ママにもおすすめです。
米粉パンより簡単でヘルシー、もちもちで美味しい。すべて植物性素材&グルテンフリーでアレルギーのあるお子さんでも安心なんです。
パン教室は予約が取れないほど人気。リト史織さんの書籍「生のお米をパンに変えるレシピ はじめての生米パン」(2/20発売)から、子どもがこれ食べたい♡と選んだレシピを4回に分けてお届けします。第1回目は、もっちりふわふわの「きほんの生米パン」。これをベースにさまざまなアレンジができるので、ぜひマスターしてみて下さい。
◉材料(1/3斤食パン型(16.5×6.2×6 ㎝ ) 1台分
A 米 … 115g(浸水済150g )
A 油 … 13g(大さじ1)
A メープルシロップ*1 … 8 g(小さじ1)
A 塩 … 2 g(小さじ1/2弱)
A 湯(つくり方3参照) … 70~75g
● 酵母*2 … 3 g
*1:または砂糖5 g+水5 g
*2:インスタントドライイーストの場合は2 g
◉つくり方
①米を浸水させる
軽く洗った米をボウルに入れ、水1カップ程度(分量外)を加えて2 時間(冬場は3 時間)以上浸す。* 心配な人は冷蔵庫で。1~2日に一度水を替えれば、冷蔵庫で4~5日は保存可能。夏場は2~3日で使いきって。
②型を準備する
型にオーブンシートを敷く。
③湯を準備する
鍋に水を入れて温め、約50℃の湯をつくる。*沸騰した湯と水道水を1︰1で混ぜると約55℃の湯がつくれる。
④米の水けを切る
米をざるに上げ、数回ざるを上下させてしっかりと水けを切る。* 水けが残っていると生地がやわらかくなりすぎるので注意。また乾きやすいのでミキサーに入れる直前に水けを切る。
⑤材料をミキサーに入れる
Aをすべてミキサーに入れ、最後に酵母を入れる。* 酵母は高温に弱いので、湯をミキサーに入れて少し温度が下がったところに入れる。
⑥ミキサーで攪拌する
ミキサーで30秒程度回しては止める動作を3~4回くり返す。途中、ミキサーの側面に飛び散った生地を、ゴムべらでこそぎ落として全体を均等に攪拌する。* 長時間連続してミキサーを回すと、生地の温度が上がりすぎることがあるので注意。
⑦なめらかになったらO K
ざらつきがなくなったらミキサーでの攪拌は完了。このとき生地の温度が約40℃(人肌程度)になっていると発酵しやすい。* ざらつきや水っぽさがあるときは米が十分に細かくなっていない証拠。とろりとなめらかになるまで混ぜる。
⑧型に入れて霧を吹く
型に生地を流し込む。霧吹きで表面全体に行きわたるくらいの水を吹きかけ、ふたをする(アルミホイルで覆ってもよい)。*生地が乾燥していると、焼き上がりにヒビ割れの原因になる。
⑨生地を発酵させる
オーブンの発酵機能を使って40℃で15~20分発酵させる。
⑩型を取り出しオーブンを予熱
生地がもとの1.5倍程度までふくらんだらオーブンから取り出し、室温においておく。オーブンを180℃に予熱し始める。* 予熱している時間に発酵がさらに進む。過発酵になりそうなときは、予熱完了前でも焼き始める。
⑪2倍程度にふくらんだら焼く
予熱が完了し、生地がもとの2倍程度にふくらんだら、焼く直前に表面に霧を吹き、30分焼く。
⑫粗熱を取って型から出す
表面にこんがり焼き色がついていたらオーブンから出す。粗熱が取れたら型から出す。
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リト史織(りと しおり)
ヴィーガン料理家。調理師、クシマクロビオティックインストラクター、米粉マイスターインストラクター、ローフードマイスター、ロースムージーエキスパート、ローフード栄養学1級と多数の資格を持つ。大学卒業後、現エコール辻東京 辻日本料理マスターカレッジで学び、その後、飲食店、洋菓子店などに勤務。出産後、マクロビオティック、米粉、グルテンフリー、ローフードなどについて学ぶ。生米からパンやお菓子をつくることを提案し、自宅サロンにて生米パン講座、生米スイーツ講座、ローフード講座などを開催。教室は常にキャンセル待ちで予約が取れないほどの大人気。
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