乃木坂46・生田絵梨花が思わず救いを求めたくなる瞬間とは!? 【撮り下ろし写真も!】

乃木坂46の生田絵梨花が、2020年3月より上演される舞台『ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド~汚れなき瞳~』でヒロインを務める。今回は、JJnetの撮り下ろし写真とともに、ヒロインが決まったときの心境をインタビュー。傑作ミュージカルに挑む心境を聞きました。 

・日本初演のミュージカル、「ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド~汚れなき瞳~」のヒロイン・スワロー役が決まった瞬間の心境を教えてください。

アンドリュー・ロイド・ウェーバーさんの作品はいつか挑戦したいと思っていたので、このタイミングで自分にチャンスが巡ってきたことはすごく光栄なことだなと率直に思いました。

演出家の白井さんともいつかご一緒したいなって思っていたので、本当に嬉しかったです。主演の三浦春馬さんは誰もが知る俳優さん。舞台稽古が始まってからは、ストイックに作品に向き合う姿に日々刺激をもらっています。

 

・今回、とても純粋で無垢な少女・スワローを演じるにあたって、なにか役作りはしているのですか?

正直、まだ上演用の台本が出来上がっていなくて(編集部注:取材は1月初旬)、歌稽古をしながら訳詞が順次に上がってきている段階なんです。

なので、役作りに関しては正直これからですね…。自分のなかで下準備を進めてはいるのですが、それって頭の中でしかなくって。スワローも人と接することによって変化したり、迷ったりすると思うので、演じる私も子供たちや春馬さん演じる「男(ザ・マン)」と一緒にこれから作り上げていくのかなって。

子供たちが本当に可愛くて、子供の歌声には胸を打つものがあるなと稽古中にジーンとしてしまいます。私自身、ずっと妹や弟が欲しかったので、舞台を通して交流できるのはすごくうれしいですね。

・まだ役作りの途中ということで少ないかもしれないのですが、生田さんがスワローと似ているな…と思うようなところはありますか?

スワローが春馬さん演じる脱獄犯「男(ザ・マン)」をイエス・キリストと信じ込むんですけど、それってスワローが子供で純粋だから信じた訳ではないと私は思っていて…。

母親を亡くしたことや、父親との関係、貧しさ、自分が長女だからしっかりしないといけないという責任感。いろいろなことを抱えたうえで、「男(ザ・マン)」と接していくと思うんです。

誰しも自分の弱さや迷いを抱えているとき、誰かに救いを求めたくなることってあると思うんです。もちろん私にもあって、すごく苦しいときに手を差し伸べてくれた人のことはすごく信頼できるし、その人の言葉が前に進むエネルギーになったりもする。

それこそ、私とファンの方との関係もそうだと思うんです。

自分が落ちている時に、「いつも観て、元気もらっています!」って言われたら、「それはもう、頑張るしかないよな」ってパワーが湧いてきたり…。自分の弱さと向き合って、自分を信じて進むスワローの姿が自分と重なるような気がしています。


第一回はここまで!
明日も生田さんのインタビューを公開。舞台のみどころを語ってくれます。

撮影/佐々木大輔 スタイリング/鬼束香奈子 ヘアメーク/吉田真佐美 取材/大塚悠貴 編集/岩谷 大

舞台情報

ミュージカル
「ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド ~汚れなき瞳~」
2020年3月7日(土)~3月29日(日)
東京・日生劇場