「豆もやしのビビン焼きそば」花粉症対策レシピ|週刊おうち薬膳
今年も花粉症の季節が始まりました。花粉の飛散量がピークになる前、この時期の対策がカギ。身近な食材を使って、普段の食事に薬膳を取り入れてみませんか?
2月の「週刊おうち薬膳」では花粉症対策ができるレシピをお届けしています。3週目の今回は、値段もお手頃で体内の余分な湿気をとる食材「豆もやし」を1袋まるっと使った2つのレシピをご紹介します。「ビビン」とは「混ぜる」という意味。トッピングのとろりとした半熟卵と混ぜて召し上がってくださいね。
「豆もやしのビビン焼きそば」
◉材料(1人分)
焼きそば用麺(あれば太麺) 1袋
豆もやし 50g
ニラ 3本
牛薄切り肉 50g
卵 1個
A コチュジャン 大さじ1~1/2
A 水 大さじ1
A しょうゆ、砂糖 各小さじ1と1/2
A おろしにんにく 少々
ごま油 大さじ1/2、小さじ1
白いりごま 適量
◉つくり方
①豆もやしはさっと洗い、ひげ根が気になる場合は取り除く。ニラは4センチ幅に切る。牛肉は1センチ幅に切る。Aを合わせておく。
②フライパンにサラダ油小さじ1(分量外)を熱し卵を落とす。白身が固まってきたら弱火にし、白身の透明な部分がなくなるまでじっくり焼き、皿に取り出す。
③2のフライパンにごま油大さじ1/2を熱し、麺を入れ水50ml(分量外)を加え、切れないように優しくほぐしながら炒める。ほぐれたら片側に寄せ、空いたスペースにごま油小さじ1をしき牛肉を炒める。
④牛肉の色が8割変わったら、もやしとニラを加え強めの中火で1分ほどさっと炒め合わせ、Aを加え絡める。水分がとんだら皿に盛り、目玉焼きをのせ白いりごまを振る。
◉レシピのポイント
・ニラともやしは火が通りやすいので、さっと炒めることで水っぽくならず食感が保てます。
・コチュジャンはメーカーにより味が少し違うので好みで調整してください。足りなければ最後に足して混ぜながら食べてもOKです。
・あればキムチや韓国のりを添えても◎。
◉キー食材のおさらい
・豆もやし…余分な湿気をとる
豆もやしが余ったら…
「豆もやしのナムル」
◉材料(作りやすい分量)
豆もやし 150g
ごま油 大さじ1
鶏ガラスープの素(顆粒)小さじ1/3
塩 ふたつまみ
粗びき黒こしょう 適量
◉つくり方
鍋に湯を沸かし豆もやしを1分茹でる。ザルにあげそのまま粗熱をとり、油をまぶし、鶏ガラスープの素、塩、黒こしょうで味を調える。
◉レシピのポイント
先に油で和えること。もやしがコーティングされ水っぽくなりにくいです。
◎花粉症
春先の花粉症は、春の激しい風の動きとともにやってきます。2月4日に立春を迎えましたが、春の症状は毎年「春一番」が吹くように「激しく、舞い上がり、変わりやすい」のが特徴。なので、人の体内でも病症は上がりやすく、涙や鼻水、のど、頭痛など主に頭部に症状が表れます。
◎花粉症対策のごはん
そんな花粉症の対策は、体の防衛力をたかめること、水の流れを整えることが大切です。そんなキー食材をつかったおうちごはんをご紹介します。
◉齋藤菜々子プロフィール
料理家・国際中医薬膳師。IT企業で営業を経験後、料理家のアシスタントを務め独立。日本中医学院にて中医学を学び国際中医薬膳師を取得。「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、身近な食材のみを使ったつくりやすいレシピにこだわり、家庭で毎日実践できる薬膳を提案している。東京・自由が丘にて料理教室を主宰。
教室情報はInstagramにて。Instagram@nanako.yakuzen