韓国女子旅完全ガイド【カロスキル・グルメ12選】|2020最新おすすめのカフェやレストラン

コスメやエステ、グルメにショピングとミーハー女子の大好きが詰まった「韓国」。多いときには月2回訪れるほどの韓国フリーク、ライター角田が友達から「どこに行けばいい?」と聞かれたときに答えるスポットをまとめて記事化しました。初めて韓国に足を踏み入れて10年。まずは、CLASSY.世代に一番おすすめしたいエリア【カロスキル・グルメ編】からスタート!

カロスキルってどんな街?

ソウルの南、江南エリアに位置する「カロスキル」は日本語で「街路樹通り」という意味。最寄り駅は地下鉄3号線の「新沙駅(シンサ駅)」で8番出口を出て真っ直ぐ進むとカロスキル入り口へと差し掛かります。全長約700メートルのカロスキルは1本裏道に、また1本裏道に、と細かくショップやカフェが隠れているので、お散歩がてら楽しめるスポットです。気候が穏やかな春や秋はテラス席でゆっくり時間を過ごすのもアリ。2019年8月には複合モール施設もオープン。お昼前からお店が開くので、ランチがてら向かうことが多いです。

【カロスキル・カフェ編】

ついつい長居してしまう、リラックスできる空間が最高

カロスキルには「ちょっとお茶する?」にぴったりのカフェがたくさん!繁華街と比べて、ほっとひと息つけるエリアなので、友達と一緒に行くとついお喋りに花が咲きすぎてしまいます。

①FLOUR ARTISAN BAKERY CAFE(フラワー アーティサン ベーカリー カフェ)

滞在中に毎日訪れるほど大好き!なかでも「パン・オ・ショコラ」が推し

    PAIN AU CHOCOLAT(パン・オ・ショコラ)は1つ4,200won。薄いチョコレートでコーティングされていて表面が崩れやすいので、イートインでいただくのがおすすめ。扉に近い席は明るく、奥は結構暗め。かなり広い店内です。

カロスキルに訪れる度に立ち寄るベーカリーカフェ。なんといっても【PAIN AU CHOCOLAT(パン・オ・ショコラ)】(4,200won)が絶品!パリパリの薄いチョコレートでコーティングされたショコラクロワッサンで生地も香ばしく、ぺろっと1個食べられます。時間によっては売り切れの場合もあるらしいのでご注意を。ドリンクはいつも挽きたてのアメリカーノ。夜11時までオープンしているので、夜お茶利用にも最適。そして店員さんがいつも親切!これも通いたくなるポイントですよね。

②hi hey hello!(ハイヘイハロー)

おしゃれで可愛すぎない!大人な「映え」が狙える

    可愛いロゴが目印!オリジナルスイーツはお店の専属パティシエが作っているそう。夕方には人気のパンが品薄に。私がお店を訪ねたときは、日本語が少し話せるスタッフの方がいらっしゃいました。ドリンクはコーヒーだけでなく、エイド(炭酸ジュース)などバリエーション豊か。

カロスキルから1本奥に入った通り沿いにあるカフェはガラス張りで明るい店内は天井が高く心地良い空間。床のデザインやソファ、テーブルのバランスや配色がまさに「映え」。次行ったときに狙っているのは「ティラミスクロワッサン」。Instagram(@hiheyhello_coffee)ではおしゃれなフードメニューもチェックできます。

③MILESTONE COFFEE(マイルストーンコーヒー)

韓国カフェの達人が指名する本格派コーヒーがいただける

    サリーさんに言われるがままにオーダーした、本日のコーヒー。「酸味が少ないものを」と頼みました。6,000wonです。英語表記のメニューあり。

『韓国カフェ巡りinソウル』という本を出版している、韓国在住の友人、東山サリーさん@saliy83。先日カロスキルで待ち合わせをしたときに、「ここのカフェはどう?」と指名してくれました。今まで600軒のカフェを訪れたサリーさんの推しは「TODAYS DRIP COFFEE」。韓国語表記ではありますが、その日取り扱いのコーヒー豆についてメニューに記載されています。『韓国カフェ巡りinソウル』に掲載されている情報によると、こちらのお店に訪れるコーヒー好きの方はラテを頼まれるそうです。私も次回はラテをオーダーしてみようっと!

④Coffee Smith カロスキル店(コーヒースミス カロスキル店)

カロスキルのカフェといえばここ!待ち合わせにも最適

    ちょっとしたスイーツをつまみながら、友達との話に花が咲く!待ち合わせをしても見つけられないほど広い2階のフロア。ライター友達はここで原稿を書くことも。わかる!はかどりそう。韓国に来始めた10年くらい前から変わらずあるお店。立ち寄るたびにほっとします。

友達との待ち合わせはいつもここ!「カロスキルといえばカフェスミス」というくらい有名なのではないでしょうか。立地が最高!チェーン店なのでこれといったおすすめメニューはないですが、私が韓国に通い始めた頃からずっと変わらずにある定番カフェです。

⑤MACARON COUTURE(マカロンクチュール)

ひと味違ったメニューが見つかるサロン調のマカロン専門店

    チョコレートブランドが手がけるだけあって、チョコレートベースのマカロンがたくさん。3個の包装はこんな感じ。お目当てのトリュフ風味のマカロンは絶品でした!高級感ある外観も絵になります。

Piaf Artisan Chocolatierというチョコレート専門店が手がけるマカロン専門店。韓国では少し前から「トゥンカロン」という太っちょな映えマカロンがトレンドですが、こちらのマカロンはスマートでシンプル。そしてメニューのバリエーションが面白い。例えば「ゴルゴンゾーラ&ハニー」「トリュフ&ペコリーノ」「ストロベリーシャンパン」など。泡片手におつまみにいただきたいですよね。メニュータグの下には「チョコレート」「糖度」「酸味」レベルの印が付いています。ラッピングは3個からで、ラッピングボックスも可愛いのでお持たせにもオススメ。テイクアウトオンリーです。

【カロスキル・ランチ編】

買い物ついでや友達との待ち合わせとして利用することが多い、カロスキルのランチ。「가로수길맛집(カロスキル美味しい店)」のハッシュタグ検索で情報収集しています。

⑥BROOKLYN THE BURGER JOINT(ブルックリンバーガージョイント)

行列必至!【24時間営業】SNSで話題のハンバーガー専門店

    チーズのスカートを履いたバーガーっていう発想がナイス!ボリューミィなチーズバーガーは1つ10,300won。私が訪れたランチタイムは5組のウエイティングで20分ほど待ちました。

カロスキル入り口からも近いハンバーガー専門店。こちらでは「映え」なチーズバーガーがいただけます。お店自慢のメニューはチーズのスカートをまとったような「チーズスカート」というチーズバーガー。パテの量は140g(10,300won)200g(12,800won)で選べます。(※ポテトとドリンクは別料金です)パテは毎日お店で手作りしているそうです。粗挽き肉で作られたパテはくどくなく、がっつりとした独特の旨みが味わえます。

⑦DOSAN BUNSIK(ドサン プンシク)

おしゃれにアレンジされた韓国定番料理は旅の思い出にぴったり

    私のイチオシ【ユッケキンパ】(8,000won)。生卵を絡めて食べようという発想は神。レトロなテイストの店内。そんなに広くないのでランチタイムは避けるべき。14時頃だとすんなに入れます。

SNSで見かけて「絶対食べに行きたい」と思っていた軽食屋さん。韓国では軽食のことを「粉食(プンシク)」と呼び、小腹が空いたときにさくっと食べられるようなメニューを意味します。トッポギや麺系の軽食メニューが緑の器で提供されます。これがすごく映える!緑色のお皿は韓国の昔ながらの食器だそう。レトロな店内とマッチしています。
こちらで一番の推しは、卵の黄身を崩して付けながらいただく「ユッケキンパ」(8,000won)。甘いタレで下味が付いていて食べやすいです。他のメニューは普通でした。

⑧김북순 큰남비집(キムブッスン クンナムビチッ)

お一人様OK!絶品キムチチゲが主役の定食屋

    ご飯と海苔を投入して雑炊風にアレンジするのもアリ。止まりません。店内に飾られた鍋の蓋にはお店に訪れた芸能人のサインが。芸能事務所が近いこの土地ならでは。一人で来店されているお客さんも多いです。

お一人様ランチもOKの、こじんまりとした定食屋さん。酸味が効いたキムチと豚肩ロース肉がゴロゴロと入った「豚肩ロースキムチチゲ」(8,000won)がお店と私のイチオシ。豚肩ロースの甘みがしっかり感じられてなんとも言えないコクが味わえます。それから大きめのツナがたくさん入った「ツナキムチチゲ」や海鮮系具材と絹豆腐の「海鮮スンドゥブ」も好き。友達と行くときはシェアします。

⑨산호(サンホ)

アレンジが効いたウニビビンバは次回も絶対食べたいリストに追加

    おかずもたくさん付いてきます。混ぜたビビンバにキムチを乗せて食べるとまた美味しい!ごま油と醤油を混ぜたタレをかけて、しっかり混ぜると憎いほど旨い。チェジュ産ビールはフルーティーな味。こちらはランチメニュー。メニューは日本語表記あり。清潔感のある店内はカフェのような雰囲気です。

友達に誘われて来たカロスキルの端にあるこちらのお店。ランチメニューより「ウニビビンバ」(16,000won)をチョイス。チェジュ産ビールの「サンホ」も一緒にオーダーしました。黄金色の器に入ったウニたっぷりのビビンバはしっかり混ぜていただきます。口に入れると甘みが広がる、臭みもまったくない美味しいウニです。ごま油と醤油の入ったタレを少しずつ足しながら味変。ここでごま油の風味が香るのが、また美味しい!付け合わせのおかずをつまみながら、あっと言う間に完食です。韓国のミシュランこと、ブルーリボンを長年獲得しているところも信用度が高いですよね。スタッフさんも細やかで優しかったです。韓牛ユッケビビンバもいただきたいので、次回の来店希望リストに追加です!

【カロスキル・ディナー編】

夜になると本場韓国でしか味わえないようなメニューが揃うディープなご飯屋さんが次々とオープンします。いつ訪れても地元の方で賑わう、行くだけで元気になれるような、特に推したい名店のみチョイスしました!

⑩한추(ハンチュ)

ビール党必見!ひと味違う揚げ物はぜひ食べて!

    青唐辛子の揚げ物(고추튀김・コチュティギム)は15,000won。ビール片手に揚げたてをいただいて。日本語メニューはありません。青唐辛子の肉詰め揚げは左列上から三段目の「Deep-fried Chili Pepper」になります。雑多な店内はディナータイムだとウエイティング必須!新沙駅から徒歩15分ほど。カロスキルの端に位置するので、極寒の季節はめげずないことが肝心。

新沙駅からカロスキル入り口に入り歩くこと約15分。老舗のお店です。こちらで毎回オーダーするのがフライドチキンと、青唐辛子の肉詰め揚げの2品。フライドチキン(17,000won)は衣に生の青唐辛子が入っていて、程よくピリ辛!この味付けはとにかくビールが止まらない!さくさくパリパリの衣が香ばしく超美味しいです。それから青唐辛子の肉詰め揚げ(15,000won)。青唐辛子は激辛ではないので、辛いのが苦手な方にも挑戦してみてほしい。味はピーマンの肉詰めに似ています。お好みでわさび醤油を付けるのも◎。これもまたビールが止まらなくなる(笑)。地元の人で賑わっているので、美味しさは保証済み。Instagramのストーリーズにアップして一番反響があったメニューです。

⑪신사모소리(シンサモソリ)

日本ではなかなか食べられない、豚特殊部位がいただける!

    上が「クモンサル(頬肉)」下が「カロマクサル(横隔膜)」という部位。それぞれ13,000won。〆には「チャグリパプ」(5,000won)というリゾットのようなメニューをいただきました。チゲにご飯が入った料理なんですが、トマトリゾットのような酸味に、韓国海苔の風味がよく合う!ぺろっと食べられます。右は味噌チゲ(テンジャンチゲ・5,000won)お口直しにぴったり!地元の方にも人気が高いので、時間をずらして21時半ころ待ち無しで入店しました。

お友達で韓国ブロガーの金澤ゆうちゃんに「ここは必ず行って!」と推されていた豚肉特殊部位の専門店。こちらのお店には「サムギョプサル」や「カルメギサル」など聞き覚えのある部位は取り扱いがありません。日本でもあまり食べたことのない部位をまんべんなくオーダー。(※日本語メニューがないので、韓国語のツールがなければ通訳アプリを使っておすすめを聞くと良いと思います)

1人前120gで相場13,000won(約1,300円)での提供です。私のお気に入りは「クモンサル(頬肉)」と「カロマクサル(横隔膜)」。塩やわさび、そしてイワシの塩辛を温めて作ったタレ(ちょっと臭みがあるんだけど、独特のコクがあって美味!)につけていただきます。どの部位も筋切り処理がされていて、さらに食べやすく美味しさが増しているそう。これはもうお酒が進んで仕方ない。韓国通の方、サムギョプサルは少し飽きた、なんて方におすすめしたいお店。そして何よりスタッフさんのクオリティーがすごく高い!次回の来店が楽しみです。

⑫신사소곱창 신사본점(シンサソコプチャン シンサ本店)

本場韓国のホルモン焼肉の奥深さは食べてみないとわからない!

    お通しで提供される生レバーとセンマイ刺し。塩入りごま油につけていただきます。ホルモンを焼いたあとの鉄板で作る焼き飯は格別!

韓国のコプチャン(ホルモン焼き)を初めて食べたのが、こちらのお店でした。いろんな部位の盛り合わせをまとめて焼いてくれるスタイル。「ホルモン盛り合わせ」がベーシックなメニューなので、とりあえずこの盛り合わせをオーダーして、足りなければ追加する、というスタイルです。1人前18,900wonで2人前から注文可能。突き出しとして出てくるレバ刺し、ハツ刺しも、サービスのキムチチゲラーメンも、お酒のあてにぴったり。こちらもまた人気店なので、ディナータイムを外して行くようにしています。

<ライタープロフィール>
ライター角田枝里香
大学在学中より14年間、「JJ」ライターとして活動。その他、新聞やwebメディアなどで韓国取材を担当。渡韓歴10年、渡韓回数は40回を越える。
光文社通販サイトkokode Beauty(kokode BeautyHP)にて韓国美容コラムの連載もスタート。2019年6月よりCLASSY.ONLINEでも執筆をスタート。
Instagram:@kakutaerika@erika_tabemono