「花のある暮らし」 50代男性編集部員の場合④
HERS5月号「特集・私だけの、ひとり時間。」
P.58からの〈花のある暮らしを、もっと簡単に。〉
小生なりに自宅での花の楽しみ方を綴ってきましたが、今回はヴァーチャルな花の楽しみ方というか、なんというか。
皆さんもそうだと思うのですが、普段から外出先できれいな花を見つけると、なにげなくスマホで写メを撮りますよね?
そんな写真がスマホにはごっそりとランダムに溜まっているものです。日頃からカメラロールに入っている写真をきちんと整理していればいいのですが、なかなかそうもいかず……。
そこで、ステイホーム週間を機にスマホ上の写真を整理。花の写真だけを1つのフォルダに集めてアルバムにしてみました。
以前に撮った花を1枚ずつ眺めては〈こんな花、見たことあったかな?〉とか〈これはどこで撮った写真だっけ?〉などと思いながら、1枚ずつスクロールしていくのが地味にも楽しいものです。
中でも今回〈そういえば、あった、あった!〉と自分なりに再認識したのが、スリランカで撮影した花々。
HERSでは、2019年1月号でスリランカを取材したのですが、その取材時間の合間に、そういえばいろいろと撮っていました。思い出しました。
南国だけに、カラフルでゴージャスな花々が印象的でした。
まずはこちら。
ニルマーネルと呼ばれるスリランカの国花です。別名・ブルーウォーターリリー。
次にクレープジャスミンとも言われるサンユウカ。
水に浮かばせてもきれい。
白鳥みたいな白い花は?
ヒメノカリスというヒガンバナ科の花です。浜木綿にちょっと似てますよね。
スリランカでは南部の都市、ゴールの近くにある紅茶農園を訪ねたのですが、ここがまたジャングルのようなところで。
でも、とにかく花の楽園でした。
まずは茶畑だけにカメリア・シネンシス、つまり「茶の木」の花。
うちのベランダにある柚子の木の花に似てる⁉︎
モクセンナ。
似たような赤い花が3種。
上はクリスマスツリーという花?
中はサンタンカ?
下はガーベラの仲間?
このユニークな花はランタナ。
別名「七変化」と呼ばれ、既に江戸時代に渡来したらしいのですが、小生は日本では見かけたことがなく……。
ハイビスカスもいろんなタイプが。
また、日本で見慣れたマリーゴールドも、ここではひとまわりサイズがBIG!
取材に行ったのは2018年10月半ば。
写真に撮った花を観賞し直すだけでも、旅先での時間が思い起こされます。
写真・文/川原田朝雄