《連載》お疲れ肌をじんわり癒すアルビオンの新作乳液は、【脂肪幹細胞】に着目〈30年間 美容エディターのコラム〉
編集Iの「30年目のコスメ愛」第18回
今年の夏は疲れました……。肌の中がスカスカというか使い古したスポンジみたいになっているような。今までここまで肌疲れを感じることはなかったわ、一気に老けた気がします(涙)。 美ST世代になるとスキンケアの1ステップ1ステップが大事。一つとして無駄な化粧品は使えません。そんな時にお勧めしたいのが乳液です。私は朝晩アルビオン「エクサージュホワイト ホワイトライズ ミルク」のドライスキン用を洗顔後に使用し、乳液で美白プロセスをクリアしていました。
乳液を追求するアルビオンの最新版乳液が登場
乳液と言えばアルビオン、1956年の初乳液「プライアン」以来、商品化した乳液は200種以上あり、洗顔直後に使う〝乳液ファースト〟を定着させたレジェンド的ブランドです。その中の「エクシア」はプレステージラインとして、1990年に初代エクシアシリーズが誕生してから、1998年に新「エクシア」として全面リニューアル、2003年には「エクシア AL」へ進化し、そして今年9月18日に新しい「エクシア」が誕生しました。
衰えた細胞へと、【脂肪幹細胞】は自ら移動して移植する
画期的なのは、最新「エクシア」は【脂肪幹細胞】へのアプローチを叶えるということ。 幹細胞は1970年代に表皮幹細胞が発見されて以来、肌再生の中心的存在です。その中の脂肪幹細胞は2000年初めに発見されました。脂肪細胞は脂肪組織はじめさまざまな細胞になるのですが、創傷治癒の働き、つまり衰えた線維芽細胞や表皮細胞のところに移動して自らの一部を移植するように受け渡す、という働きがあります。 最新「エクシア」には、脂肪細胞にアプローチするメイン成分が2つ。 まず、植物「ヒトリシズカ」の中から発見された有用成分「ヒトリン」。なんと脂肪幹細胞を増やす作用、脂肪細胞になるのを抑える作用、細胞が老化するのを抑制する作用などがあり、今回は、この「ヒトリン」を高濃度含有したオリジナル成分「ヒトリシズカヒトリン™」を配合。もう1つのムラサキシキブエキスには、脂肪細胞が衰えているところへ移動し、受け渡す働きを高める効果があります。 これらの相乗効果でボロボロになってしまった肌の内部に働きかけてくれるのです。
ブランド初の天然乳化成分を採用して、浸透力アップ
感覚として化粧水を洗顔直後につけるのは理に適っているけれど、油分が入っている乳液ってどうなの? と思う方は今でも多いかもしれません。でも、油分というのは水分を抱え込むから、次に使う化粧水の潤いを肌内部にとどめて逃さないんです。 だから、乳液ファーストにおいて大事なことは、まず「浸透力」。 今まではリン脂質、オレイン酸の乳化成分を使用し、アルビオンの優れた乳化技術によって、高い浸透力を実現していました。さらに今回は「アミノサイクロ」という発酵の過程で得られる天然乳化成分を使用。これは肌への親和性に優れたアミノ酸なので、とても高い浸透促進性を発揮することができます。
と同時に、この滑らかな肌触り、濃厚なのにスッと肌になじむ心地よさが至福です。上の写真は、「エクシア ラディアンスリニュー エクストラリッチミルク」。この高級プレーンヨーグルトのような質感、肌に乗せると柔らかく、しっとりと馴染んでべたつきません。痩せてしまった肌にハリや弾力が戻ってくるようです。
一回の使用量は3ポンプぶんです。量たっぷりめなので、アルビオンの大きなコットンがいいですよね。
クレンジング乳液で、ベルベット洗顔
新シリーズの中で、私が注目するもう1本の乳液は「エクシア ミルク リファイナー」。ここまで肌が疲れていると、洗顔に使うものがすごく大事だと思っていて、肌に刺激がないだけでなく、なるべく肌にプラスになる要素も持っていたらいいなあ、と思うのです。角質細胞を修復してくれる働きを持つというこの拭き取り用乳液は、前述のメイン成分2つはもちろんのこと、ミネラルオイル、スクワラン、アボカドエキス、オウゴン根エキスなどが入っています。これでクレンジングすると「ぷは~」と生き返った感じ。コットンで拭き取り使用だけでなく手のひらで使うときは洗い流しも可です。 私が乳液を使うようになったのはどれほど昔ではありません。乳液って大人だからこそ感じられる魅力を持っているように感じます。自分の肌を慈しむスキンケアの大切さがわかってから使うと、その効果も心地良さも実感できるのではないでしょうか。
〈Information〉
エクシア ラディアンスリニュー エクストラリッチミルク 200g ¥12,000、エクシア ミルク リファイナー 150ml ¥5,500
アルビオン公式サイト:https://www.albion.co.jp/seasonal/excia/skincare/
撮影・文/編集I
編集I/ビューティ編集歴29年。愛ある視線で厳しく化粧品を選ぶ。美ST本誌で連載「新・名品コスメの殿堂」が2020年1月号から再開されました。アジアエンタメ、「NODA MAP」、「大人計画」関連好き。糖質コントロールで9キロ減量、引きこもり生活中1キロ増えました。現在、Netflixで韓国同日配信のドラマ「青春の記録」視聴中。このドラマの男性主人公パク・ポゴムは超美形ですが、「顔がキレイでも、人生はツライ(涙)」と思わせる演技力と脚本が優秀。同時にCSのm-netで「花様年華」という大人の恋愛モノを見ていますが、これがまたとても良いです。しっとりした静かな恋愛ドラマが泣けます。