漢方薬剤師の大久保愛さんに教わる、スーパーの食材でつくるイージー薬膳。今回は、腸活効果がアップする「おすすめディナー」レシピをご紹介します。

腸活効果がアップするおすすめディナーレシピ

●Appetizer：長いもとモロヘイヤのサラダ 梅かつお風味

【材料】
長いも………………………1/4本
モロヘイヤ……………………1 袋
梅 干し…………………………1 個
かつお節………………ひとつまみ
ブロッコリースプラウト…1パック
A.しょうゆ………………大さじ１、酢……………………大さじ１

【つくり方】
❶長いもは短冊切りにする。
❷モロヘイヤはさっとゆでて刻み、梅干し、かつお節と一緒にたたいて混ぜる。
❸器にブロッコリースプラウトを敷き、①と②を盛りつけ、上からAを回しかける。

●Main dish：豚肉のキムチ煮込み

【材料】
高野豆腐 ……………２枚
大根…………………1/5本
オリーブオイル…大さじ１
にんにく………………１片
豚バラ肉……………150g
キムチ………………200g
水……………………200㎖
しょうゆ…………大さじ１
にら………………… 適量
味噌………………大さじ１

【つくり方】
❶高野豆腐は水で戻し、一口大に切る。
❷大根は皮をむかずに一口大に切る。
❸鍋にオリーブオイルとスライスしたにんにくを入れて弱火にかけ、香りが立ったら一口大に切った豚肉を炒める。
❹③に①、②、キムチ、水、しょうゆを加えて15分ほど煮込む。
❺最後に、3㎝長さに切ったにらを加え、味噌で味を調える。ひと煮立ちしたら完成。彩りに青ねぎ（分量外）を散らしても。

教えてくれたのは……
大久保 愛さん

「長いもやモロヘイヤのネバネバ成分には、弱った胃粘膜を保護して腸の働きを整える効果が。乳酸菌と食物繊維が同時にとれるキムチは、善玉菌を増やして腸内環境を整える優秀食材。豚肉やにんにくで疲れも吹き飛ばしましょう 」

薬剤師、国際中医師、国際中医美容師。漢方カウンセラーとして年間2000人以上の悩みに応えた実績をもつ。近著に五感と食薬を融合した『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』 （KADOKAWA・¥1,500）が発売中。

Mart2020年10月号
スーパーの食材で「イージー薬膳」はじめよう！　より

撮影／長谷川 潤　フードスタイリング／佐々木のぞ美　取材・文／森本奈穂子　構成／富田夏子
※掲載したレシピはすべて２人分です。