キッチンに立ちたくない……そんなときに、あると嬉しいのが
かけるだけ＆のせるだけで普段の料理を新鮮な味に変えてくれる万能常備菜です。
長年作り続けている食卓の相棒を、色々な人に聞いてみました。

荻窪「ZINGARA（ザンガラ）」のシェフ・中村洋行さんの場合

「南フランスの定番ソースであるタプナードは、修業時代からずっと作り続けているもの。昔はもっと複雑なレシピでしたが、どんどん改良し続けて、今のシンプルで家庭でも作りやすいレシピに行き着きました。パスタやパンなど洋食だけではなく、日本食にも意外と合うんです。このタプナードをパン粉に混ぜて、アジフライを作ると最高です。そうめんのつゆに加えてもおいしいですよ」

タプナード

[ 材料 ](作りやすい分量)
Aブラックオリーブ(種抜き)… 200g、ケッパー… 40g、アンチョビ(フィレ)…30g、にんにく… 1片
赤ワインビネガー… 小さじ1
ピュアオリーブオイル… 120㎖

[ 作り方 ]
フードプロセッサーにAを入れてオリーブオイルを少しづつ加えながら攪拌する。全体がまとまってなめらかになったら赤ワインビネガーを加えて再び攪拌する。

※冷蔵室で1カ月保存可能。

PROFILE
世界各地の食文化を取り入れた料理を提供する「ZINGARA」のシェフ。住所：東京都杉並区荻窪4-25-10 2F ☎03-5335-7741 営業時間 17:00~22:00L.O. 　休：日、第2第3月曜　ランチ営業やテイクアウト情報はhttp://www.r-zingara.comを要確認。

撮影／大森忠明　取材・文／高田真莉絵　構成／松本朋子

※2020年８月号の掲載記事より抜粋

【バックナンバー】

気がつくと頼っている私的常備菜①

気がつくと頼っている私的常備菜②

気がつくと頼っている私的常備菜③

気がつくと頼っている私的常備菜④

気がつくと頼っている私的常備菜⑤

気がつくと頼っている私的常備菜⑥

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気がつくと頼っている私的常備菜⑧