アマンを創業したホテリエによる旅館「Azumi Setoda」が瀬戸内の島にオープン
アマンを創業した世界的なホテリエのAdrian Zecha(エイドリアン・ゼッカ)氏が、伝統ある日本の文化を新しい感覚で表現するべく手掛けた旅館「Azumi Setoda(アズミ セトダ)」と、銭湯のある旅籠「yubune(ユブネ)」を瀬戸内海にある尾道市・瀬戸田にオープンしました。
瀬戸内海のしまなみ海道沿いにある瀬戸田は、心地よい潮風と青く穏やかな海、色鮮やかな樹木や柑橘類に包まれた美しい島。ゼッカ氏は、「Azumiはラグジュアリーのみを追求するのではなく、初めて日本の旅館に出会った時に感銘を受けた家庭的なおもてなしの心と、その土地の文化やコミュニティー、芸術、食材に光を当てて、地域との共感を生む豊かさを最優先して追求しています。」と語ります。
建物は、この地に約140 年佇む重要な建築物の「旧堀内邸」を引き継いでおり、京都に拠点を置く数寄屋造り・日本建築の専門家にデザインを依頼して改修。「まるで邸宅に招かれているような」心遣いを建物全体で表現しています。
檜の心地よい香りに包まれる客室には、部屋ごとに設計された坪庭があり、客室から一体に繋がる自然を楽しめるような美しさを追求。地産の素材を採り入れながら職人と制作した上質な家具を置くことで、部屋の雰囲気が庭の景色に溶け込むように計算しています。
食事は、邸宅にお客様を招いた時に振舞うような、家庭料理や宴会料理をいただくことができます。魚介類や柑橘類、野菜など地元の旬な食材を使いながら日々考案したメニューを、繊細な小皿料理から大皿料理まで、数々の美しい器に盛りつけて目を楽しませてくれます。
旅館棟の向かいにある別棟には、銭湯のある宿泊施設「yubune」も同時に誕生。銭湯の浴室に描かれたタイル壁画は美術家のミヤケマイ氏によるもので、瀬戸内の島々の豊かな海と生き物をモチーフにした斬新な銭湯壁画が描かれています。
旅行客はもちろん地域の方々も利用できるように、銭湯はビジター利用もokとのこと。瀬戸田ならではのレモン風呂や塩の湯など季節に合わせた湯の体験やサウナで、体を休めることができます。
滞在中は、「しまなみ海道」ならではのサイクリングツアーをはじめ、瀬戸田の特産品であるレモン狩り体験や瀬戸内海の魚釣りツアー、サンセットクルーズ、お寺での座禅体験、お料理教室など多様なアクティビティも楽しめます。
また、薪火料理のカジュアルなレストラン「Minatoya(ミナトヤ)」や、ポートランドから日本初上陸した「Overview Coffee(オーバービューコーヒー)」、観光案内所を兼ねるアクティビティセンターがあるSOIL SETODAも今春オープン。しおまち商店街も近くにあり、旅行者と地域の人のコミュニケーションが生まれる空間が広がります。
旅館の持つ家庭的なおもてなしと、その土地でしかできない体験を叶える宿で、身も心も豊かになる時間を過ごしてはいかがでしょう。
【Azumi Setoda】
ゲストルーム22 室
ダイニング、ブライベートダイニングルーム、庭園、ラウンジ、ギャラリー、あずまや
715,000円 (サ別、銭湯入浴込み、朝食込み)~
【Yubune】
ゲストルーム14 室
男女別浴場およびサウナ、湯あがりラウンジ(yuagari)
22,000 円(サ別、銭湯入浴込み、軽い朝食込み)~
http://azumi.co/setoda
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Yubune
http://azumi.co/yubune
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広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田269
TEL 0845-23-7911
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しおまち商店街 https://shiomachi-shotengai.com/