【レシピ】ワインセラーローゼンタール 島田由美子さんのハルマキ100本ノック 23本目/100
八百屋さんに登場する春野菜に、心躍る時期になりました。春巻きの語源は、春の新芽を巻いて食べて、無病息災を願ったことからきているとか。食べて美味しく、体にもやさしい春巻きを毎週1本ずつ、ご紹介します。
題して「ハルマキ100本ノック」。
「こんな食材、春巻きにならないかな?」など、リクエストも受けつけております。
(herself@kobunsha.com)までお願いします。
まずは最初に、100本すべての共通ルールです
- レシピは3本分の量で表記。
- フライパンを使用。※ここで使用しているフライパンは、直径26㎝のテフロン加工のものです
- 使う油は、大さじ4。フライパンが小さい場合は、これより少ない量に加減しましょう。
- 火加減は弱火から中弱火。じっくり揚げ焼きする感じです。
- 火を入れる時、ひっくり返す時以外は、なるべく触らない。下手に触らない方が、きれいに仕上がります。
- 巻き終わりの糊付けは不要。巻き目を下にして火を入れれば大丈夫です。
春巻きの皮は、モランボンの春巻きの皮を使っています。時にはゴツゴツした具を巻いたりもするので、破れにくく、かつ美味しい皮が理想。モランボンの皮は、ちょうどいい厚さで、パリッと仕上がるところが気に入っています。薄い皮を使う場合は、具材を巻く時や火を入れている時に破れないよう気を付けましょう。
23/100
「空豆と新玉ねぎ、桜えびの春巻き」
空豆が出回る時期が、年々早まっています。すぐに買いたいけれど、身が詰まってホックリ美味しくなるまで我慢。食べごろに安くなったら、たくさん買って、まずはさやごとオーブンで焼き、クミン塩で一杯。そしてメインは春巻きにと、空豆づくしにしてみてはいかがでしょう。ひとつ大事なこと。空豆は必ずさや付きを買いましょう。その方が絶対に美味しいです。
【材料】3本分
- 空豆…24粒くらい(6から8さや)
- 新玉ねぎ…小1個
- 桜えび…大さじ1
- 片栗粉…大さじ1
- 春巻きの皮…3枚
- サラダ油…大さじ4
- 塩…少々
【作り方】
1.空豆は皮を剝き、新玉ねぎは2㎝大に乱切りにしてボウルに入れる。
2.桜えびを加えたら、片栗粉を全体にまぶし、よく混ぜる。
3.春巻きの皮の上に2を載せて巻く。
写真のように型はいびつでいいので、空気を入れないように、ぎゅぎゅっと巻いていきましょう。
4.フライパンにサラダ油を入れ温めたら、弱めの中火で、全面が美味しそうな色になるまで揚げ焼きする。
5.半分に切り分けて、塩を添える。
【合わせたいお酒】
モヒート。ミントは多めが美味しいです。
column:空豆のオーブン焼き
空豆、どうやって食べていますか?
ローゼンタールの定番はオーブン焼きです。まずオーブンを200℃に予熱しておきます。トレーにアルミホイルを敷き、空豆をさやごとゴロンと並べ12分焼いたら、クミン塩を添えるだけ。さらにパルミジャーノやミモレットなどのハード系チーズがあれば最高です。空豆&クミン塩→チーズと交互に齧りながら口中で合わせると、止められなくなりますよ。
動画でも紹介しています!
【バックナンバー】
1本目:原木シイタケと生ハム、ゴルゴンゾーラの春巻き
【プロフィール】
島田由美子:ドイツワインと野菜料理を楽しめる「ワインセラーローゼンタール」店主。春巻きはお店の定番メニュー。季節によって、中身が変わります。
ワインセラーローゼンタール
住所:東京都中央区銀座8-7-11 ソワレ・ド・銀座第2弥生ビル8F
☎03-3574-8758
営業時間: 18:30~23:00
休:日、祝
公式サイト
撮影/牧田健太郎 構成/松本朋子