夏の暑さにヘトヘトだったのに、いつの間にか鍋が美味しい季節になってきましたね。スーパーなどでは、様々な種類の鍋つゆが並び、おでんの具材も充実してきました。そんな中、福岡の久原醤油から新しいタイプの鍋つゆが登場しました。その名も「〆で味変 2度旨い鍋」。どんな鍋つゆか、ご紹介します。
あごだしの旨みを生かした調味料を発売する久原醤油の新提案
久原醤油といえば、あごだしの旨みを生かした調味料を販売。袋入りの「茅乃舎だし」でおなじみの茅乃舎と同じ久原本家グループということでも知られています。そんなだしにこだわる久原醤油が新しく提案するのが「〆で味変 2度旨い鍋」。名前の通り、味変ができる鍋つゆです。
鍋のよさといえば、手軽につくれること。下ごしらえが必要なものもありますが、野菜、肉、魚などを入れて煮込むという、忙しい主婦には助かるメニュー。しかも、材料にしばりはないので、その時、冷蔵庫にあるものを組み合わせてもOK。加熱することで野菜のかさが減るので、野菜をたっぷり食べられ、肉や魚と一緒に食べるのでバランスもよくなります。
だしの旨みがベースになっているので、食べやすく麺によく合います
そんな鍋の楽しみの一つがシメ。野菜や肉、魚といった具材の旨みが広がる鍋つゆに、ご飯や麺類を入れて、余すことなく食べられます。おなかいっぱいと思っていても、ついつい食べてしまう美味しさです。「〆で味変 2度旨い鍋」はこのシメに着目。野菜や肉、魚を食べる鍋つゆにもう一つの“つゆ”をプラスすることで違う味のシメが楽しめます。
商品は全部で4種類。試してみたのは「レモン鍋(〆:エスニック風)」(¥324)
レモン鍋は、鶏の旨みと昆布、焼きあごだしに、レモンと柚子の風味を合わせたあっさりした味わい。和風ベースですが、レモンが爽やかさをプラスしていて新鮮。鶏肉やキャベツを入れて食べてみましたが、さっぱりしていながら、しっかりと味わい深く、鶏肉にぴったり。
スープに鶏肉を入れて鶏の旨みをプラス。
冷蔵庫に残っていた豆腐、キャベツ、しめじでレモン鍋完成。あっさり系スープですが、味わい深いので、キャベツや水菜、レタスなどの葉物野菜や豆腐も美味しく仕上がります。鶏肉や豚ロースの薄切り、タラなどの白身魚とも相性がいいと思いました。
具材を食べ終わったら、〆のつゆ+水を加えて味変。
具材と一緒にスープを飲みたくなりますが、〆のために少し残して、〆の鍋用のエスニック風に味変。おすすめの麺は春雨、中華麺ということでしたが、マロニーを入れて食べました。ナンプラーの風味も強すぎず、自社製あご魚醤や生姜もプラスされているので、さっぱり食べやすいエスニック風スープに変身。具材を食べていたときとは違った味が楽しめて、まさに2度美味しくてお得感がありますね。
鍋で味変というと、取り皿に取って薬味や辛味を加えるのが多いのですが、鍋丸ごと味を変えてしまうというのが楽しい発想。ほかにも旨辛鍋→酸辣湯風や、とんこつ鍋→にんにく、とんこつ鍋→辛味噌と全部で4種類あり、どれを選ぶか楽しくなりますね。
これから本格的な鍋のシーズン。夕食の支度をするのも手軽な鍋は忙しい人の味方ですが、2種類の味が楽しめる鍋なら、準備は簡単でも満足度は倍増。途中で味変できるので、飽きずに食べられるのがいいですね。どれもご飯にぴったりなので、新しい鍋のスタイルとして、冬の食卓でぜひ試してみてください。
公式HP:https://www.kubara.co.jp/
取材・文/岡部礼子