「学校では教えてくれない、生理とカラダのこと」を 母娘で考える「Bé-A〈ベア〉」の取り組み
超吸収型サニタリーショーツ「Bé-A〈ベア〉」を展開するBe-A Japanが、10月11日(月)の「国際ガールズデー」に向けて、親子向けセミナー「学校では教えてくれない、生理とカラダのこと」を開催しました。
今回のセミナーは、「学校の性教育だけでは物足りない」と感じている親や、漠然とした不安を抱える子供の声が多数寄せられたことから開催。生理そのもののメカニズムなど女性の体に起こる変化や、生理期間を快適に過ごすためのさまざまなアイテムを紹介しました。
トーク中は、「子宮の大きさは卵くらい」「卵巣の大きさはうずらの卵くらい」と子供たちが具体的にイメージしやすいよう説明するほか、経血はどこから、どのくらいの量が出るのか、“おりもの”とはどんなものか、自分自身の体調の変化にいち早く気づくことの大切さをレクチャー。
ナプキンには液体がどのように吸水されていくのか、タンポンはどのようにふくらむのかなどを目で見て学び、実生活における具体的な使用方法も体験し、吸水ショーツなど、快適に過ごすための多様な選択肢があることも紹介しました。
また、体育の授業や水泳の時にはどんなことに気をつけたらいいのかなど、小中学生ならではの悩みに寄り添い、生理用品の正しい捨て方など学校生活のシチュエーションを想定したアドバイスも伝授。
代表取締役CEOの山本さんは、「失敗をしてしまっても、落ち込んだり、恥ずかしく思ったりすることはありません。もし洋服やシーツを汚してしまったとしても、正しい対応の仕方を知っていれば大丈夫です。困ったことがあったら周りの大人に相談してみてください。」と呼びかけました。
さらに、生理と向き合っていくための知識もプラスして紹介。かぶれやかゆみなどのトラブルが起きやすくなるため、専用のウォッシュを使って洗うなど正しくケアすることの重要性や、海の使い捨てプラスチックごみの第5位は生理用品で、レジ袋のごみの量を上回っているなど、環境への配慮も生理用品を選択する一つの視点であることを話しました。
代表取締役COOの髙橋さんは、「生理は生涯で40年続くものだけど、そのことについてあまり理解されていないと感じます。小学校では教科書2~3ページくらいでまとめられるだけで、本当に自分たちの身体について理解できているのか疑問なので、そうした部分も含めて伝えていきたいです。」と想いを語りました。
子供の参加者からは、「生理は女の子だったらなることだから、心ぱいしなくていいとわかりました。」、「みんながせいりになってもいいように、いろいろな工夫がされていることがわかりました。」、「生理用品は海のゴミの第5位なので、これからかんきょうにいいそざいにしていきたいです。」といった反響が。
そして、子供を持つ親からは「学校まかせになってしまっていた生理のことを、親子で一緒に学ぶことができてよかったです。しっかりと向き合う良い機会になりました。」、「今回のような機会をぜひ、父子家庭のお子さんに与えてあげたいと思います。ご本人もお父さんも不安に感じられていると 思うので。」といった意見も。
「次世代を生きる子供たちにも、生理や体の仕組みについての正しい知識を伝え、私たち大人が感じていたような不自由さや不便さを解消していくことこそが、今後の女性の社会進出の増進にもつながる一歩だと考えます。」と語るBé-A〈ベア〉の取り組みに、今後も期待したいです。
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