朝晩冷えこむようになってきましたね。
そろそろ冬支度をしなくてはと思っていた矢先のことでした。
起床後、いつものように給湯器のスイッチを押したら電源が入らない。給湯器の故障は突然訪れました。
早速、東京ガスのご担当者の方に来ていただいたのですが、我が家の給湯器は、屋外の狭いスペースに置かれているので、点検も大変です。
2004 年製の松下電器産業株式会社のもの。
ラベルの判別が難しいほど、かなり年季が入っていますが直るのでしょうか?
診断結果は、給湯器内の熱交換器に水漏れが起きており、一時的に安全装置が働いたため、電源スイッチが入らなくなったとのこと。
検証1:安全装置を解除すれば、使えるようになるでしょうか?
安全装置を解除していただき、検証開始。と言いますのも、給湯器の中には、給湯用と追い炊き用の独立した熱交換器が2つ入っており、水漏れを起こしているのがどちらか一方であれば、温かいシャワーかお風呂の追い炊きのどちらかが使える可能性があるのです。結果、両方の熱交換器が経年劣化で水漏れを起こしていたため、現時点で給湯器の復旧は難しいとのことでした。
検証2:熱交換器に開いた穴を塞げないか?
では、熱交換器の穴を応急処置的に塞ぐことはできないのでしょうか。ご担当者の方からの回答は、たとえできたとしても一時的な処置に過ぎず、すぐに別の場所に穴が開きそうな状態とのことで、現実的ではないようです。
検証3:故障箇所の部品交換をできないか?
古い機種のため、部品をメーカーから取り寄せるのに時間をかなり要するが可能とのことでした。
お見積もり額は工賃込みで7万円程度。ただし、ほかにも劣化している箇所が多く、やはり一時的な対応になるとのことでした。
検証4:給湯器の交換を検討
それならば、新しい給湯器への交換について聞いてみました。現在、コロナ禍の影響で、海外工場の部品製造がストップし、全国的に給湯器の品薄状態が続いているそうで、数カ月待ちの状態とのことでした。希望の機種は少なくとも年内の交換は難しいとのこと、真っ青です。ほかのメーカーさんや代理店さんにも何件か問い合わせたのですが、同じ回答でした。
東京ガスのご担当者様曰く、これから本格的な冬に入ると給湯器の故障が増える傾向にあるといい、設置して10 年以上経っている給湯器は特に注意が必要とのことでした。現在、給湯器の故障で交換を待っている方がたくさんいらっしゃるとのこと、みなさんのご自宅の給湯器は大丈夫でしょうか? 早めに点検されることをお勧めいたします。運悪く、故障してしまった場合にも、機種によっては在庫が確保できるものもあるようなので、諦めずに調べてみてくださいね。
突然、お湯が出ない! 床暖房が使えない! 浴室乾燥が使えない! 食洗機まで使えない!
不便すぎる生活に陥ってしまい、途方に暮れている我が家です。しばらく不自由な生活が続きますが、子どもたちが、自主的に食器を洗ってくれたり、洗濯物を減らす努力をしてくれたり、悪いことばかりではありません。引き続き、可能性を探りながら、乗り越えたいと思います。
撮影・文/三木芽久美