スターダストプロモーションに所属する佐野勇斗、塩﨑太智、曽野舜太、山中柔太朗、吉田仁人からなる5人組ボーカル＆ダンスユニット・M!LKが、11月24日にメジャーデビュー！ これを記念して、“ちょっとオトナ”のM!LKが登場する短期連載企画をスタートします。今回はグループのリーダー、吉田仁人さんにメジャーデビューの意気込みを聞きました！

――いよいよメジャーデビューまであと少しですね！

僕たちは意外と冷静に考えていたんですが、周りの反応が思った以上に大きくて（笑）。地元の友達も「すごいね！ おめでとう！」と言ってくれて。自分たちとしてはそんなに変わらない感覚だったんですけど、周囲からそんな反応をいただいたことで、これからはもっと周りの目も意識していかないといけないと感じました。言動に責任が伴うな…と気が引き締まりましたね。今までは、レーベルがどうとか考えたことがなかったので、メジャーデビューが決まってからその凄さに気付いたというか（笑）。

――では改めて、メジャーデビュー直前の今の心境はどうですか？

たとえば3つの媒体で取材を受けたとして、そのうちの1つの媒体しか目にしない人や、僕たちを初めて見る人もいると思うんです。なので、改めて一個一個にしっかり取り組みたいですね。あとは楽曲に対する向き合い方とか、自分がその楽曲に対してどういった表現ができるかを模索したりすることも気になっています。もっと自分らしい武器を持ちたいので、最近はギターを毎日練習していますよ。いつかは作曲もできるように、今から準備をしていきたいです。

――M!LKは演出や衣装なども自分たちで手掛けたりしていたので、個人の武器は多いグループという印象でした。

確かに！ いろいろなことをやってきていますね。メジャーデビューをすることで、さらにできることの幅が広がっていくんじゃないかと思います。たとえば、今回のCDのカップリング曲『夢路』では、初めて作詞をやらせていただきましたし。だからこそ、個人の武器が今後もっと必要になってくるんじゃないかと思っています。

――M!LKの夢というと、ドームツアーがありますが、個人的にグループ活動で新しい目標は出来ましたか？

個人的には歌が上手くなりたいです。もっと歌えるようになりたい。YouTubeに個人でアップしている“歌ってみた動画”に反響をいただくことも多いので、可能性を広げていきたいです。技術的なことよりも、聴いている人の心により届く、相手に伝わる歌を歌いたいなと考えていて。どんな曲が自分の感性に合うのかなんかも考えています。

――吉田さん、佐野さん、塩﨑さんは思春期からの7年というお付き合いですが、振り返っていかがですか？

本当にそうですよね。この時期に一緒にいる人の影響って大きくて、付き合う人によっては人生変わってしまいますから。そういった点では佐野と塩﨑は、自分にとって学びの多い人たちだったなと思いますね。（隣の塩﨑さんに向かって）太智！ お前は反面教師だからな！ 二人と僕は、好きなものは全然違うんですけど、いつも刺激になるような行動をしてくれるんです。今まで一緒にいることが当たり前だったので、二人の存在への感謝とか考えたことがなくて。今思えば、地元も違うのに、よく7年も一緒にいられたなって。それってすごいことだよな、ありがとなって思いました。もう今となっては、いなくなったら「なんでおらん？」とか思っちゃいますね。いるのが当たり前の存在なんです。

――自分の中で、その7年で一番変わったことってなんだと思いますか？

性格ですね。今まで、人生の節目節目で、その時の自分がどんな状態なのか考えることがあるんです。振り返ってみると言葉をたくさん発するようになりましたし、人とコミュニケーションをすごく取るようになって、他者へ興味を持つようになったことが大きな変化です。最近はさらに人とコミュニケーションを取りたいと思うようになっているので、ここからますます変わっていくのかもしれないです。

――そう思ったきっかけはいつでしたか？

M!LKのメンバーが7人になった時に、年齢もバラバラで、自分も思春期を過ぎた年齢になって、人に言えない悩み事が溜まるとよくないんだなと気づいたんです。それからはグループの中で、みんなと積極的にコミュニケーションをとるようにしていました。これまでのM!LKでの活動全てが自分にとって成長したきっかけだったと思います。この仲間に出会えてよかったな。って。

――今のM!LKを一言で表すと？

「一（イチ）」です。今、グループが本当の意味で一つになっていると感じていて。5人集まった時に外から見ると「一つ」に見えている気がするし、メンバー全員初心を忘れていないということも一に繋がる。今までは5人がワーワーといろいろな方向を向いていたのが、今はちゃんと一個の目標に向かってみんな前を向いているので。「一」が今のM!LKに合っていると思いますね。

――吉田さんが憧れる人はどんな人ですか？

直感に素直な人ですね。今これがやりたいとか、今これが必要とか、逆にやらないとか、そういう気持ちに素直な人。今までの自分は、「やりたくないけどやる」みたいな、本心を無視した動き方をしていることがあって。それにちょっと疲れてしまっていたんです。でも今は、失敗してもそれが経験値になるから、直感で進んでいいんだなと思っています。地雷を踏まないように慎重になりすぎて、進化しない道を進んでいたことがもったいない気がしていて。直感で動いてみたら、結構楽しいんです。意外な出会いが増えるし。なので、自分の本能のままに動く、そういう人がかっこいいと思いますね。

――女性でかっこいいと思う人は？

一つの物事に楽しく打ち込んでいる姿はかっこいいと思いますね。あとは、旦那さんを亭主関白にして“あげている”奥さんとか、頭がキレる女性も。自分の立ち回りをポーカーフェイスでできている方はかっこいいと思いますね。自分の信念を見せる見せないは自由ですけど、見せないで貫ける人は尊敬しちゃいます。

フォトギャラリー（全4枚）

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撮影／イマキイレカオリ スタイリング／中西ナオ 取材・文／川端宏実 取材協力／所優里 構成／宮島彰子（JJ編集室）