5人組ボーカル＆ダンスユニット・M!LKが活動7年でメジャーデビュー決定！ オールブラックの衣装に身を包んだ“ちょっとオトナ”のM!LKが登場して、今の気持ちを教えてくれる短期連載企画の5回目は、M!LK結成当時からのメンバーの一人、塩﨑太智くんが登場。ライブの演出なども担当するクリエイティブな一面も光る塩﨑くんに、メジャーデビューを控えた今の気持ちを教えてもらいました！

――メジャーデビューに向けて、何か大きな変化はありましたか？

俺らが変わるって感覚はあまりないんですが、周りの環境が変わってきているなとは感じています。今までのM!LKの良さに、さまざまな知識がプラスされてよりいいところを際立たせてもらえてるんじゃないかな？ 他にも、レコーディングスタジオがビクターのすごいスタジオになったり（笑）、音楽を作ってくれる人が変わったりとか。ちょっとずつメジャーへの変化を体感している時ですね。

――グループの目標であるドームツアーへの思いは変わりませんか？

そうですね！ ドームツアー達成の目標は変わってないです。でも最近はドームツアーも俺らの通過点でありたいねと話しています。そこを通ってもっと大きくなっていきたいよねって。ドームツアーを目指す中で、色んな人に知ってもらって、愛してもらうことが大切なんだろうなと思っています。今は他のアーティストさんを見て「こういう風になりたいな」って思ったりしていますけど、そうじゃなくて、僕たちが「あんな風になりたい！」と思ってもらえる憧れの存在になれたら一人前なのかな？と考えています。

――7年前の結成時と今の自分を比べて成長したところは？

仕事への向き合い方ですかね。結成当時は仕事が終わってメンバーとご飯へ行くことが目的だったし（笑）。仕事っていう意味がわかってなくて、習い事の延長みたいな感じでした。今でも、他のメンバーに比べたら仕事っていう感覚は薄い方かも（笑）。こうやって取材を受けるのも楽しいし、メンバーと一緒にいるのも楽しいので、これが仕事っていうのが不思議な感覚なんです。最近やっと、大学の友達が就活を始めたりなんかして、その様子を見ていると、 M!LKでの活動が俺の仕事なんだなって実感しています。

あとは、メジャーデビューのタイミングで俺たちに関わってくれる人の量がすごく増えたのも、意識の変化に繋がってると思います。僕たちに期待してくれているスタッフさんの、その気持ちには応えないとなって。だから最近は、プレッシャーも少し感じるようになりました。グループの中での自分の役割も見えてきて、特にライブ演出への思いは強くなっています。今までは演出の方が決めてくれた衣装やセットリストでライブをしていたから、今思い返すと“俺たちが作ったライブ”という感覚は薄かったのかもしれないです。最近、演出まで加わることになってからは、ひとつひとつのライブへの思い入れがまた変わってきたんですよね。見てくれるファンの皆さんも、僕が作ったとなれば毎回期待してくれると思うので。その期待に応えないといけないなと思うと、新しいことをどんどん考えちゃうんです。今回のライブに来てくれても、次に来てくれるかわからないですからね。一本一本のライブが勝負だと思います。最近は着々とパシフィコに向けて準備しています！

――今のM!LKを一言で表すと？

「可能性」。本当に今までいろんな道をクネクネ辿ってきましたけど、今の僕たちには可能性しかないんじゃないかな？と感じています。曲もそうだし、次のライブへの意気込みもそうだし。「こいつら来るぞ！」っていう勢いと、一人一人の意識も高まりもあるし、可能性が広がっている状態なんです。

――塩﨑さんがかっこいいと憧れる人は誰ですか？

昔からジャスティンビーバーが大好きなんです。人を愛する心がストレートでかっこいいですよね。彼のSNSを見ていると毎日楽しそうで。気楽に生きるというか、それが一番人生で大切だって、語りかけてくれているような気持ちになります。ジャスティンの真似をしているわけではないけど、僕もあまり落ち込んだりせずに、楽しく生きていきたいですね。

――そんな憧れの存在に近づくために、今の自分に足りないと感じる部分は？

メンバーと仲は良いんですけど、あまりプライベートでコミュニケーションを取らないんですよね（笑）。仕事で毎日のように一緒にいるので、そうじゃない時は違う環境にいたいかなって。合宿もずっと一緒だったし。でも、みんなともっと遊んだ方がいいのかな？と思っています。“メンバーともっと遊ぶ”が今の僕には足りないかも（笑）。

――女性はどんな人をかっこいいと思いますか？

仕事ができる人はかっこいいなと思いますね。男性もそうなんですけど。音楽業界には女性も多いので、仕事をスムーズに進めている人は器用でかっこいいなと感じますね。

――今の一番の幸せは？

本音を言うと寝てる時（笑）。俺は日々、幸せを求めて生きているところがあって。今日も昼にケバブ食べて幸せ感じたり。ちょっと時間空いた時にカフェでコーヒー飲むのも幸せ感じるし。「超幸せ！」はたまにしかないかもしれないけど、毎日少しずつ幸せを感じて生きてますね。寝起き悪くないだけで、それはそれで幸せですもん（笑）。

フォトギャラリー（全4枚）

シャツ¥26,000（ステルス ステラ／ジョワイユ tel.03-4361-4464）ジャケット¥59,400パンツ¥35,200（ともにマイナス／アドナスト）ローファー¥11,000（グラビス）メガネ¥47,300（アイヴァン 7285／アイヴァン 7285 トウキョウ）その他／スタイリスト私物

撮影／イマキイレカオリ スタイリング／中西ナオ 取材・文／川端宏実 取材協力／所優里 構成／宮島彰子（JJ編集室）