コロナ禍も2年目となり、より体について気になってきた今日このごろ。ヘルシーに楽しく、美味しく食べることで、家族みんなの免疫力がアップするといいですよね。今回は管理栄養士・ 公認スポーツ栄養士 新生暁子さんに、市販の鍋つゆの素を使ったヘルシー鍋レシピを教えてもらいました。

薬膳風鶏だし鍋

市販の鍋つゆで薬膳鍋に

薬膳鍋というとハードルが高そうですが、身近で手に入りやすいもので。滞りやすい季節の変わり目、寒い日に。

材料（3～4人分）

• きくらげ……6片
• 干ししいたけ……6枚
• 豚ロース薄切り肉……12枚
• 玉ねぎ（小）……2個
• 豆苗……1パック
• 山芋（すりおろし）……120ｇ
• 春雨……適量
• 鶏だし醤油鍋スープ……1パック

つくり方

1. きくらげと干ししいたけは水に浸して戻しておく。玉ねぎ、豆苗は食べやすい大きさにカットする。
2. 鍋に鍋つゆの素を入れ、きくらげ、干ししいたけ、豚肉、玉ねぎ、豆苗を入れ加熱する。
3. 火が通ったら、とろろをかけていただく。
4. シメはスープに春雨をそのまま入れ加熱し、火が通ったら完成。

使った鍋つゆは「ダイショー　野菜ソムリエ青野果菜監修　野菜をいっぱい食べる鍋　鶏だし　醤油鍋スープ」

だしを味わう
今年のトレンドは、だしにこだわった鍋つゆ。こちらは鶏だしのしょうゆ鍋。思わずスープを飲みほしたくなる、深みがある味です
野菜本来の美味しさを味わうがテーマ。野菜ソムリエ青野果菜監修　野菜をいっぱい食べる鍋　鶏だし　醤油鍋スープ¥356（ダイショー）

栄養満点に仕上げ、食感を味わいもプラス

すりおろした山芋は、鍋をいただく直前にかけます。昔から滋養強壮の野菜として知られています。「薬膳風に仕上げる秘訣は、きくらげ、干ししいたけなど乾物を戻してだしに加えます。八角やクコの実などもあれば」（新生さん）

シメにひと工夫

うま味が凝縮したスープに春雨をそのまま入れます。食物繊維たっぷりな春雨は下ごしらえ不要で、乾燥したまま鍋つゆに入れて加熱します。麺のように食べられ、カロリーオフにも。

食欲旺盛で足りなくなったら手軽な食材を使って

スポーツをしているお子さんなど、食べ盛りで材料が足りなかった。そんなときにはお腹を満たしてあげるため、冷凍餃子やウインナーを。

教えてくれたのは

管理栄養士・ 公認スポーツ栄養士 新生暁子さん
スポーツ選手の指導や栄養専門学校の講師を務める。「ヘルシーを意識した鍋は具選びにポイントを」。市販の鍋つゆにあわせたおすすめの具を提案してくれました。

撮影／北川鉄雄　取材・文・スタイリング／新里陽子、澁谷真里　編集／菊池由希子　構成／長南真理恵

Mart2021年12月号
見た目・美味しさ・栄養ぜんぶ◎！一汁一菜を超えた「鍋だけごはん」のすすめ　より