夏は涼しく、冬は暖かい海洋性の温暖な気候に恵まれた南房総半島は、色彩豊かな花々、青く澄んだ海、緑深い山々に恵まれた関東有数のリゾート地。都内から車で1時間半程度のふらっと出かけられる距離にあり、関東近郊に住むファミリーにとっては、格好の日帰り旅スポットです。今回も南房総半島ならではの素材を生かした特産品のなかから、VERY編集部が厳選した「お取り寄せグルメ3選」をご紹介します！

クレマカタラーナ＆ミルクブリュレセット￥5,022／近藤牧場

生乳の美味しさを堪能できる
クレマカタラーナ&ミルクブリュレセット

近藤牧場は、”日本酪農発祥の地”と呼ばれる南房総市にあり、のどかな田園風景の広がる川上地域は酪農に最適な土地。自社で低温殺菌した新鮮な牛乳が、「クレマカタラーナ」と「ミルクブリュレ」にはたっぷり使われています。

「クレマカタラーナ」とは、スペインのカタルーニャ地方に伝わる伝統菓子。近藤牧場のブラウンスイス、ジャージー、ホルスタインの生乳をブレンドし、新鮮な卵をたっぷり使用して作ったフローズンデザートは、口当たりが滑らかで、口溶けもよく、プリンのような味わい。2016年に「ふるさと食品中央コンクール」にて農林水産大臣賞を受賞したスイーツです。
「ミルクブリュレ」は、卵の量を少なく、自社ブランドの牛乳の割合を多くした特別製法で作られています。味や香りの出し方にこだわり、牛乳の美味しさをしっかりと感じることができる、濃厚ながらさっぱり食べやすい贅沢な美味しさ。こちらも、2018年に「南房総名品グランプリ」でグランプリを受賞した大人気商品です。子どもはもちろん、大人にぴったりなデザート。ぜひトライしてみてください。

伊勢海老干物(2尾) ￥7,340／伯東商事

干すことで旨味がギュッと凝縮
伊勢海老干物

伊勢海老といえば三重県を思い浮かべる方も多いかも入れませんが、房州も全国でトップクラスの伊勢海老の宝庫。千葉の伊勢海老は立派な触角と暗赤色の殻を持ち、身は黒潮に鍛えられて引き締まり、プリプリとした食感が楽しめます。今回ご紹介するのは、生の状態では鮮度を保つことが難しい伊勢海老を、獲れたての美味しさをそのまま楽しめることができる「伊勢海老干物」。美味しさの秘密は、生きた伊勢海老をすぐに加工している点に。水揚げされたばかりの伊勢海老は、まず氷水で締められ、半割にした後、塩を振り干物に。このとき余計な調味料は一切加えなくても、干すことによって身の水分が抜け、旨味が凝縮し、伊勢海老本来の身の甘みや旨味が十分に引き出されるそう。両面を5分ずつ程度焼いたらすぐに食べられますが、おすすめはミソの部分を身と絡める食べ方。ミソが濃厚なソースになり、なんとも贅沢な大人の味わいになります。ぜひ夫婦の晩酌時間のお供にいかがですか？

のこぎり山バウムクーヘン3山(2セット)／見波亭

地元のブランド食材がふんだんに使われた、のこぎり山バウムクーヘン

千葉県の富津市と鋸南町の境に位置する、この地のシンボル『鋸山』。石切場の産地でもあったこの山のギザギザの山肌をイメージして作られたのが「のこぎり山バウムクーヘン」です。このスイーツには、農林水産大臣賞を受賞した君津産の菜の花たまごと、南房総・三芳村産の低温殺菌牛乳という地元のブランド食材が使われている、深い味わいが特徴です。

生地作りは、ドイツ仕込みの“別立て法”という卵白をメレンゲにしてから生地に加える製法が取り入れられ、この製法によりしっとりとした口当たりが実現。また、17層に重なる年輪、そして特徴的な鋸型の凹凸は、すべて丁寧な手作業によるもの。この確かな味と細やかな仕事が認められ、モンドセレクションで10年連続金賞を受賞する見波亭の看板商品です。卵や牛乳など素材の味をしっかりと感じられる甘すぎない味わいで、そのまま食べるのはもちろん、トースターで温めると表面がパリッとして食感に変化が生まれます。子どもたちも大好きなバウムクーヘン。ぜひさまざまな食べ方で、家族みんなで楽しんでください。

【半島は日本の台所】

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