大人留学の必需品とは?現地調達で問題ないもの、日本で用意して正解だったもの!【Ritaの大人留学⑩】

こんにちは、今年6月からスペインに大人留学中のRitaと申します。日常生活にはだいぶ慣れ、当初日本から持参した生活用品が切れても、きっとここに行けば買える!と勘も当たるようになってきました。実際に生活してみると「現地調達で問題ないもの」「日本で用意して正解だったもの」が浮き彫りに。今回は、日用品の調達状況について報告させていただきます。

 

渡航時の荷物は、スーツケースLサイズ1つと登山用の大きなリュック1つでした。1年間は生活できるようパンパンに詰め込んで、成田空港へ。ところが搭乗手続きで3kg重量オーバーを指摘され、慌ててその場で荷物整理。これまでのフライトでは超過を指摘されたことが無く「スーツケースに収まっていれば大丈夫」と安易に考えていました。ただ、思えば、今までは、子供2人が必ず一緒で3人分の重量だったんですね。重量をなんとか調整する為に成田空港で泣く泣く諦めざるを得なかったものは、文具、ノート、靴、冬服など。その時は「せっかく買ったのに……」なんて惜しい気持ちがありましたが、その後生活していて「やっぱり持ってくればよかった」と思う物は、その中に1つもないことに気がつきました。

現地調達で問題ないものベスト3

わざわざ日本から頑張って持って来なくてもよかったな、と思うものは色々ありますが、特に不要だったと思うものを3つ紹介します!

1位 洋服
2位 靴
3位 筆記用具

想像していた以上に、何でも揃う環境でした。洋服は日本でも名の知れたブランドが沢山あり、ほぼ日本価格で購入可能。私が日本から持参した洋服も同様の商品を良く目にします。またスポーツブランド店も立ち並び、シューズ・ウエア等は種類が豊富。ハイヒールを購入できるような店舗も数多くありますが、実生活ではサンダルかスニーカーが基本なので、スポーツ用品店は重宝しています。南国地域ならではのサンダルや水着は、現地調達の方が安くて豊富です。いずれも日本のような質・種類までは望めませんが、現地の人達と同じスタイルの生活と考えれば何も心配はいりません。

 

 

日本から調達すべきものベスト3

逆に、日本から持ってきて良かった!と思えるものもあります。中でも、私が重宝しているのはこちらの3点です。

1位 折り紙
2位 スリッパ
3位 三又コンセント

和柄の折り紙が、大変重宝します。クラスメイトとお別れの時に折鶴を折ってあげたらとても喜ばれたのと、授業内で日本を紹介する機会が多く、現物があると更に興味を持ってもらえます。スリッパは、室内履きとして、毎日使っています。サンダルでも代用可能ですが、サンダルは家でくつろぐには硬すぎる気がするのです。家の中はできるだけ快適に過ごしたい!という方には、持参をお勧めします。そして、海外の変換アダプター以外に、日本仕様の電源の三又コンセントがあると便利。私は毎晩パソコン・携帯電話・コードレスイヤホンを充電します。その為、コンセントの差し込み口は多くあった方が一気に充電が出来て助かります! また、環境によっては、意外なものが活躍します。日本ではまったく履く機会すらなかった短パンは、スペインでは毎日のように大活躍で、現地でも買い足そうと思ったくらいです。薄手のカーディガンも、日除け・冷え対策に必需品なので、いつもカバンの中に入れて持ち歩いています。

 

日本でもっとよく見ておけばよかったものベスト3

事前準備の段階で盲点になっていたものもいくつかあります……。日本にいる時にもっときちんと見ておけばよかったもの3点は、こちらです。

1位 パソコン、タブレット
2位 折り畳み傘
3位 スペイン語文法本

パソコンやタブレットの電子機器は、おそらく低価格の通販やリサイクル店があるとは思いますが未だ活用できる自信が無く、正規店購入となると定価が基本です。電化製品の専門店はありますが、値引きは少なく、説明もスペイン語か英語。高価な買い物にもなるので種類が豊富な日本で見比べたい気持ちがある為、スペインではなかなか思い切って購入に踏み切ることができていません。なお、他国の人の間で良く言われるのが「世界標準のものにすれば良かった」ということ。パソコンも携帯電話も母国メーカー品だと、故障時やアクセサリー購入の幅が無く、買いなおしになってしまうそうです。
折り畳み傘も日本には超軽量やサイズ違いが沢山あったのに……と思いながら妥協したものに……。日本語で書かれた文法本は一冊持参していますが、情報量が少ない為、ネットで調べた情報と合わせて活用しています。

 

 

現地で販売されている日用品は、思っていた以上に充実しているので、大きく困ることはありません。もちろん、日本製品と同様のものは望めませんが「できる範囲」で揃えた商品はここでしか買えない品々なので、かえって愛着が湧いてきます。なお、今までクラスメイトから感動された日本製品は「爪切り」「300mlの水筒」。こんなに綺麗に切れる!この小さいサイズ便利!と驚かれました。そんな日本製品の良さも誇りに感じながら、できるだけ現地調達を心がけている毎日です。海外で生活するうえで欲を言えば切りが無く、欲を消せば気持ちが楽になると思っています。

この記事では月2回の連載を通して、楽しい50代を過ごす為の挑戦を、読者の皆様と共有していきたいと思っております。無鉄砲な新たな人生を、一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです!

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撮影・文/Rita
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Rita

結婚、出産、離婚、子育てを経て、あとは終活を……と考えていたとき、娘さんの「人生もうやることないって言っているけれど、まだなんだってできるでしょ。留学でもしてみたら?」のひと言に突き動かされ、スペイン留学を決意。お金、コネ、語学力がなくても、情熱ひとつで日々をまい進する「Rita流留学ルポ」をSTORYwebで更新中。

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