デニムリメイクで犬用キャリーバッグ&入園・入学グッズ geen-islandさん
いま気になるハンドメイド作家を紹介する「今週のハンドメイド・アーティスト」。第6回はデニムリメイク作家・geen-islandさん(埼玉県在住)をご紹介します。
学生時代は服飾デザインを専攻 転職を機にハンドメイドを再開
デニムリメイクのバッグや雑貨をつくっているgeen-islandさん。
学生時代に服飾デザインの勉強をしていたものの、卒業してからは仕事が忙しく、さらに子どもを3人出産。本格的にハンドメイドを始めたのは約2年前だと言います。
「2年前に転職したのをきっかけに、働き方を変えて時間ができたので、大好きなものづくりを再開しようと始めました。職業用ミシンは持っていたので、それまでも自分用や子ども用、お友達用にはバッグなどをつくっていました。なかでも大好きなデニムのグッズは、なかなか既製品で好みの商品に出会うことがなく、自分の好きな色合いやデニムのダメージ状態を組み合わせてつくっているうち、お店に置かせてもらうようになっていったんです」
デニムや糸選びにこだわり 頭の中に描いたイメージをカタチにする
geen-islandさんの作品づくりのこだわりは、「自分が使いたいものや、子どもが気に入るオンリーワンのもの」が基本になっていると言います。
「まずはデニム選びが重要で、つくりたいものによってどのブランドのデニムを使うか、色や生地の硬さなど考えて選び、それに合わせた糸や芯地を選んで用途に合ったものをつくっています。デザインを描くわけではなく、頭の中にあるものをカタチにしていく感じでつくっているので、イメージ通りに完成したときはテンションが上がります!」
ワンちゃんの居心地よさも考えたキャリーバッグ
現在いちばん人気なのが、ペット用のキャリーバッグとスリング。以前犬を飼っていたこともあり、デニムのキャリーバッグがあったらかわいかったのにな~という思いでつくり始めたところ、岡山県のドッグカフェから商品委託の依頼が来るまでになりました。
「大切なペットを運ぶバッグなので、かなり丈夫につくっています。内側にウレタンを入れたり、糸はレザー用のものを使ったり。中に入るワンちゃんの居心地の良さも考えています」
入園・入学グッズもデニムリメイクで
入園・入学シーズンを控えたこの時期は、レッスンバッグや上履き入れ、体操着袋やお弁当バッグなど通園・通学グッズのオーダーが増えています。
「子ども用は何種類かの布を組み合わせたほうが喜ばれるので、1つのバッグをつくるのに3~4本のデニムを使って、色のトーンを変化させています。ほかに、柄物やキャラクターものの布を組み合わせるなどして、使うお子さんの年齢をイメージしながら好みや使い勝手も聞いてつくっています。自分も子育て、そして仕事もしているので、制作時間は早朝や、平日休みが取れた日。また、子どもたちが宿題をしている横で一緒に作業することもあります」
夢は自分の教室をオープンすること
現在はデニムリメイク品の販売が中心というgeen-islandさんですが、今後はワークショップや教室を開くことが目標です。
「ワークショップは年内にいくつか計画があるのですが、回数を増やしていきたいと思っています。いずれは自分の教室を持つのが夢ですね。作品づくりとしてはこれからも、白シャツにデニムのようなシンプルな服に、さらっとかっこよく持てるものをつくっていきたいです」
【作品information】
<shop>
bless.dog.cafe.okayama (岡山県)
http://linktr.ee/bless.dog.cafe.selectshop
GREEN PEACE(神奈川県:4月オープン予定)
@Green Peace_serigaya
https://www.instagram.com/_serigaya/
<Instagram>
@takae.geen.island
https://www.instagram.com/takae.geen.island/
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取材・文/富田夏子