慣れてきたからこそ…!入社3年目に覚えておきたい5つのこと

毎日の業務に慣れてきたりと、余裕が出てくる入社3年目。

今回は、国際基準マナー講師の筆者が入社3年目に心得ておきたいコトを5つご紹介します。

余裕が出てきたときにこそ、自分に驕ることなく“デキる”社会人を目指しましょう。 

 

(1)基本を大切にする

どれだけ知識や技術を身につけても、やはり一番大切なのは基本的な事柄をしっかりとこなすこと。

名刺交換、身の回りの整理整頓、敬語などを改めて確認してみて。

これから入ってくる新入社員や後輩のお手本になれたら素敵ですね。

(2)フットワークを軽くする

基本を大切にしつつ、3年目になったからには+αがほしいもの。

「どうせ私には無理」「やっても意味がない」「自分には関係ない」で片づけず、自分の世界をどんどん広げていきましょう。

語学や資格の勉強をしたり、新しい習い事をしたり……興味のない誘いにも思い切って行ってみるなど、フットワークの軽さを忘れずに。

意外な形で仕事に結びつくことがあるかもしれません。

(3)社外の人に会うときは準備万全に!

たとえば、お客様やクライアントとお会いするとき。あなたは、事前に情報収集できていますか? 

たとえ初めてお会いする人でも、今はインターネットで簡単に会社の事業内容やビジョンを調べることができます。事前に情報を集めておくことで、お会いしてから思いがけず会話が弾むことがあります。

些細なことですが、相手と距離が縮むきっかけになるので、ぜひ頭に入れておいてくださいね。

(4)まめにメモして情報共有をする

お客様やクライアントとの打ち合わせ後は、ぜひ記録として自分用のメモを残しておきましょう。

先方が言ったこと、どんな些細なことでもメモをしておけば忘れても平気ですし、後から見返すことができます。

社内の同僚と情報をシェアすることもできるので、メモは非常に便利。

気づいたことを、次回に活かせるようにするためにも、意識してみてください。

(5)仕事のトラブルや失敗を武器にする

どれだけ気をつけていても、仕事上のミスやトラブルは避けては通れないものです。

ときには思いがけず、トラブルに巻き込まれてしまって大変な思いをすることがあるかもしれません。

そんな経験さえも、武器にしてしまいましょう。

ただグチや不満を言って終わらせるのではなく、後輩に「私は〇〇で失敗をしたから、あなたはこうしたらいいよ」とアドバイスできれば、彼らの役に立てるはずです。

    
いかがでしたか? 大きな何かを変化させるより、小さなことをどれだけ丁寧に、きちんと行えるかで大きな差がでてくる3年目。細かな点も雑にすることなく、3年目の余裕を見せていきましょう。

 

文/大網 理紗(おおあみ りさ)
リサ・コミュニケーションズ代表。一般社団法人100年先のこどもたちへ代表理事。
世界の王室・皇室・政府要人といったVIP接遇とアナウンス業務に従事。その経験を活かし、話し方、マナーの指導にあたる。主な著書に『世界で通じる至高の作法』『人生を変えるエレガントな話し方』など。 

画像/PIXTA(ピクスタ)(kikuo、tomos、pearlinheart、aijiro) 参考文献/大網 理紗『大人らしさって何だろう。』(文響社)