新体操日本代表の最新「令和メイク」はこうしてできる♡

2020年のオリンピックに向け、着々と成績を伸ばしている新体操日本代表「フェアリー ジャパン POLA」。新体操はしなやかで美しい演技はもちろん、衣装やメイクでも華やかさや表情の豊かさが表現されます。

 
特に、海外の選手に比べ、顔に凹凸の少ない日本人選手にとって、メイクは重要な武器になることも。そして、そのメイクは選手たちが自分自身で行なっていることはご存知でしょうか?

 
先日、今年の9月中旬に開催される第37回 世界新体操選手権大会に向けた新しいメイクパターンが発表されました。POLAの美容コーチによる、選手たちへのメイク講習会が開催されるとのことで、美容好きの読者のみなさんに代わってbis編集部も潜入してきました!

 

 
新メイクは名付けて「Harmonaized Beauty~令和メイク~」。日本代表の強みである「調和」をメイクのテーマにし、新元号「令和」の英訳「Harmonaized Beauty」にリンクさせ開発されたそう。美容コーチの指導のもと、選手たちは初めてのメイクパターンに苦労しつつも丁寧に仕上げていきました。

 

 
メイクに使うアイテムは、POLAで人気のB.Aシリーズのほか、演技中に大切になる「崩れない、目力、立体感」を重視したものを選定、または独自で色を開発したそう。

 

 
新メイクのひとつ目のポイントは「フェアリーウイングアイ」。日本人の肌に‟調和”しやすい濃いブラウンのアイシャドウを妖精の翼のようにシェイプをかけていれ、海外選手に負けない目力をアップ。

 
そこに、2つ目のポイント「フェアリーキャットライン」をプラス。ブラックのアイライナーで目尻をキュッと跳ねあげます。さらにアイラインの上にはブラックのアイシャドウをプラスし、ブラウンのアイシャドウと”調和”させ、インパクトがある華やかな印象に。

 

 
唇には3つ目のポイントとなる「梅色リップ」をオン。令和を象徴する梅の花をヒントに梅色のニュアンスがプラスされたレッドリップをPOLAが独自に開発。目元のブラウンとも相性が良く、メイク全体のバランスを‟調和”する役割を果たしてくれるのです。

 

 
新メイクをばっちり仕上げた横田葵子選手。苦労したポイントを聞くと、意外にもアイメイクよりも「眉毛が難しかった」とのこと。選手それぞれの瞳の形とも合わせながら、長く、上昇ぎみに描かれるアイブロウは表情や印象を左右する大事なポイントのようです。

 

 
メイクが完成後、熨斗谷さくら選手は「メイクをすることによって自信も湧いてくるし‟これから試合にいくぞ”という気持ちになれるので大切にしていきたいし、テーマである‟調和”を演技でも大切にして試合に臨みたいです」と意気込みを語ってくれました。

 

 
杉本早裕吏選手は、「海外の選手に比べて目鼻立ちがはっきりしていないからこそ、‟メイクからこだわりが違うんだぞ”っていう強い気持ちで競技に臨めます」とメイクが‟勝つぞ”という気持ちにも繋がっていると教えてくれました。

 

 
フェアリージャパン POLAの直近の目標は今秋の世界新体操選手権大会で総合3位以内に入り、オリンピックへの出場枠を獲得すること。調和を大切にした令和メイクで大舞台に臨む選手のみなさんにぜひ注目してみてください。