「すみません」だけではダメ?上司から怒られた時にしてはいけない5つの対応
仕事で怒られた時の対応が今後の関係や信頼へとつながっていきます。
関係を深めることもあれば、間違った対応によって相手をさらに怒らせてしまうことも……。
そこで今回はビジネスマナー講師の筆者が、上司から怒られた時の“NG行動”について紹介します。
(1)話を聴く時に、後ろで手を組む
上司の話を聴く時に、後ろで手を組む態度は失礼ですね。やや前傾になり、きちんと話を聴く姿勢を心がけましょう。
(2)とりあえず「はい」と返事をする
あいづちが「はい」ばかりだと、「本当に話を聴いているのか!?」とますます怒らせてしまう可能性が。
「申し訳ございません」「おっしゃる通りです」「以後気を付けます」などの言葉を状況に合わせて使うことで、上司の言葉を真摯に受け止めている姿勢を伝えましょう。
(3)絶対言ってはいけない「だって」「でも」「ですから」
相手が話している途中で「だって」「でも」「ですから」と口を挟むことはNG。
きちんと状況を把握しないまま言い訳をしたり、相手の言うことをすぐに否定したりすることは絶対にやめましょう。
誤解があったとしてもまずはきちんと相手の話を傾聴することで、なぜ勘違いをしてしまったのか原因もはっきりするはずです。
誤解を与えてしまった原因はあなたにもあるはず。迷惑をかけしてしまったことは事実です。きちんと受け入れ、素直に謝罪しましょう。
(4)「すみません」と謝罪する
迷惑をかけしてしまった時には、しっかりと謝罪の言葉を述べましょう。
怒られた時に「すみません」「ごめんなさい」の言葉だけを述べるのはNG。
社会人としてきちんと謝罪の言葉を述べられないことは恥ずかしいことです。
「この度はご迷惑をおかけしてしまい、大変申し訳ございませんでした」と丁寧に謝罪をしましょう。
反省も大切ですが、「今後このようなことがないように〇〇を心がけて参ります」など、“今回の失敗を活かしてこれから一層頑張っていく”という前向きな言葉があると良いですね。
(5)怒られた後、気まずいから話しかけない
自分のミスで迷惑をかけしてしまった後の“ほうれんそう”(報告・連絡・相談)がとても重要。
上司から怒られて“終わり”ではなく、その後、自分で対処しなければならない業務がありますよね。
上司からの指示をきちんと実行し、起きてしまったミスを今どのように対応しているのか、どのように解決できたのかなど、随時上司への“ほうれんそう”を忘れずに。
また、無事解決した時は再度「△△の件では大変ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ございませんでした。今回の事を活かし、今後このようなことがないように〇〇していきたいと思います。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします」と丁寧に伝えましょう。
きっとこれからのあなたの成長を見守り、応援してくれるはずです。
怒られた時こそ、成長できるヒントが上司の言葉には沢山隠れています。
厳しく叱ってくれるのはあなたが成長できる人だから! 期待している証拠ですね。
誠意のある対応を取って、上司からの信頼を深めてください。
文/西谷依里子 画像/PIXTA(ピクスタ)(Claudia、ふじよ、xiangtao、KY)